国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

特別展「進化する映像」

進化する映像

『みんぱくアワー「進化する映像に見る」』
放送日:2000年7月1日~9月23日の9月9日を除く毎土曜日、全12回
放送局:毎日放送
7月1日(土)午前5時から「バリ島の葬送儀礼」大森康宏
インドネシア、バリ島の葬送儀礼の記録。日本のそれとはまったく異なる儀礼ではあるが、共通する部分もあり興味深い。
7月8日(土)午前5時から「移動民族ジプシー・マヌーシュの今・昔」大森康宏
フランスの移動民族マヌーシュの生活。1977年の映像ではルーロット(馬車)を使っていたのが、20年後の94年にはキャンピングカーで移動するなど、その変化に何を感じるか。
7月15日(土)午前5時から「観光の島バリ」石森秀三
バリ島の3つの祭礼。もともと宗教儀礼であったものが観光化されたバロンダンス、またまだ観光客に知られていない村の祭りジョゲット・ブンブン、そして水牛レースの映像。
7月22日(土)午前5時から「進化する映像─影絵からマルチメディアへの民族学」大森康宏
7月20日から11月21日まで開催される特別展「進化する映像~影絵からマルチメディアへの民族学」の会場を巡りながら見所を解説。
7月29日(土)午前5時から「アフリカの都市ダカール」三島禎子
17世紀、ダカールから黒人奴隷がはじめてヨーロッパに送り出された。アフリカの暗い歴史を背負った都市ダカールを語る。
8月5日(土)午前5時15分から「フランス人の‘食’と‘今’」大森康宏
食卓の黒いダイヤと言われるトリュフとフランスの猛禽料理をエコロジカルな視点から捕らえた映像。
8月12日(土)午前5時から「恐山とイタコ」大森康宏
霊場恐山の全貌とイタコ口寄せを通して日本人の原意識にさかのぼる。
8月19日(土)午前5時から「サンゴ礁の島の1日」石森秀三
サンゴ礁の島として知られるミクロネシア連邦ウリシー環礁のモグモグ島の生活を紹介。男たちの漁の風景やヤシ酒づくり、おんなたちの腰布織りなど。宴会では日本の歌を歌っている。
8月26日(土)午前5時から「ルーマニアの聖母就寝祭」新免光比呂
毎年10万人の人々が集まる聖母就寝祭の様子を紹介する。
9月2日(土)午前5時から「影絵の世界」福岡正太
今なお人気の高いジャワ島の影絵人形芝居ワヤン・クリットと、長い内戦をくぐり抜け、今や消えつつある状況のカンボジアの影絵スバエク・トムと伝統芸能を紹介。
9月16日(土)午前5時から「われら日本人」大森康宏
「消えた氷屋」と「リンゴとバイオリン」の2作品を見ることで日本人の民族性の変容を解き明かし実像に迫って行く。
9月23日(土)午前5時から「最終回:館長に聞く」石毛直道
石毛館長出演。民博の常設展と特別展を紹介しながら21世紀に向かう民族学についてのお話。