1960 年代の世界及び日本の状況を、写真、新聞報道等のパネルや報道の音声データなどからふりかえり、万博資料収集団の活動が行われた時期の社会的背景を考えます。

万博資料収集団が集めた資料の中から岡本太郎が選び、太陽の塔内部に展示した資料を紹介します。日本、韓国、台湾、東南アジア、インド・中近東、西アフリカ、東アフリカ、ヨーロッパ、南アメリカ、北アメリカ、オセアニアの諸地域、諸国で収集された約2,500点の資料から、国立民族学博物館に在籍するそれぞれの地域を専門とする気鋭の研究者が、（1）収集地域の当時の状況、（2）収集活動の実際、（3）収集地域において、当時関心がもたれていた人類学的課題、文化の問題というシナリオで構想した展示をご覧いただけます。

万博資料収集団の収集資料を集中的に展示した場所が太陽の塔内部のコンセプトである「こころ」（「ちえ」「いのり」「であい」で構成）の核心をなした仮面と彫像を総覧した展示を行います。

こころに浮かんだ仮面を描いて、みんなで21世紀の「仮面展示」を完成させましょう。
仮面の裏にはメッセージがかけるようになっています。展覧会の感想、大阪万博やその当時の思い出、未来へのメッセージをかいて展示しましょう。仮面にこめられたメッセージを通じて、みんなの「こころ」にふれてみてください。