国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

特別展「自然のこえ 命のかたち-カナダ先住民の生みだす美」

自然のこえ 命のかたち-カナダ先住民の生みだす美

関連イベント

●特別展関連 みんぱく映画会「カナダ先住民の自然と生命への思い」

今回のみんぱく映画会では、カナダ先住民の生き様にかかわる2作品と、先住民のみならず人類全体の自然への思いや地球環境の大切さを訴えた1作品を取り上げます。 地球環境の美しさと大切さをカナダやアラスカの先住民らとの関係から描き出した「地球交響曲 ガイアシンフォニー第三番」、トーテムポールの返還運動によって伝統文化や祖先とのつながりを再生しようとしたカナダ北西海岸先住民についての「トーテム グプスゴロックス・ポールの返還」、1920年代の自然の中で生きるカナダ・イヌイットの生活を描き出した「極北の怪異(極北のナヌーク)(原題Nanook of the North)」を上映します。これらの映画の鑑賞を通して人と自然のかかわり方を考えてもらえれば幸いです。 上映に際しては、それぞれのテーマに造詣がふかい研究者や写真家の方をお招きし、解説していただきます。


■「地球交響曲(ガイアシンフォニー)第三番」このイベントは終了しました。

1996年8月8日にカムチャツカで亡くなった写真家・星野道夫と行くはずだった南東アラスカから極北地域への旅を縦糸にして、彼と親交が深かった人々を訪ねていきます。 その旅と人々の出会いの中で、人間にとっての生と死の意味や、自然と文明の意味を問い続けるドキュメンタリー・フィルムです。

  • 開催日時:10月24日(土)13:30~16:30(予定)(開場13:00)
  • 講師:齋藤玲子(北海道立北方民族博物館主任学芸員)
  • 司会:岸上伸啓(民博教授)
  • 会場:国立民族学博物館 講堂
  • 定員:450名(参加無料・申込不要・先着順)
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■「トーテム グプスゴロックス・ポールの返還」このイベントは終了しました。

1929年にカナダ北西海岸先住民のハイスラの人びとのトーテム・ポールが村から持ち去られました。 この行方については60年以上もの間、不明でしたが、1991年にハイスラの人々はそれがストックホルムの博物館で展示されていることを知りました。 この映画は、トーテム・ポールの返還に関するドキュメンタリーです。

  • 開催日時:11月14日(土)13:30~15:30(予定)(開場13:00)
  • 講師:赤阪友昭(写真家)
  • 司会:岸上伸啓(民博教授)
  • 会場:国立民族学博物館 講堂
  • 定員:450名(参加無料・申込不要・先着順)
  • [→] 詳細はこちら

■「北極の怪異(極北のナヌーク)」このイベントは終了しました。

カナダの極北地域に暮らす先住民イヌイットの生活を追ったドキュメンタリーフィルムです。 1920年ごろの自然の中で生きるイヌイットの生活をていねいに描写しており、当時の様子を知ることができる貴重な映像資料です。 また、この作品はもっとも古い民族誌映画のひとつとして有名です。

  • 開催日時:12月6日(日)13:30~15:30(予定)(開場13:00)
  • 司会・講師 :岸上伸啓(民博教授)
  • 会場:国立民族学博物館 講堂
  • 定員:450名(参加無料・申込不要・先着順)
  • [→] 詳細はこちら
お問い合わせ:
国立民族学博物館 企画連携係 TEL:06-6878-8210
受付時間:平日(月~金)9:00~17:00