企画展「学校がみんぱくと出会ったら─博学連携の学びと子どもたちの作品展─」
学校がみんぱくと出会ったら ─博学連携の学びと子どもたちの作品展─ 2005年7月28日(木)~9月5日(月)
会場/国立民族学博物館 1Fエントランスホール
主催/国立民族学博物館 後援/日本国際理解教育学会 大阪府教育委員会 吹田市教育委員会
学校教育に閉じ込められがちであった学びの場を広げるひとつの可能性として、学校と博物館の連携が期待されています。この展示は国立民族学博物館の共同研究「国立民族学博物館を活用した異文化理解教育のプログラム開発」(研究代表者:森茂岳雄中央大学教授・民博客員教授)において研究・実践された取り組みと子どもたちの作品を紹介するものです。作品づくりに参考となった館蔵資料などもあわせて展示します。
今日、博物館を従来のように人々を啓蒙するための知識を提供する「神殿」ではなく、学習、実験、討論、ワークショップの場とする「フォーラムとしての博物館」という考え方が主張されてきています。本展示を通して民博との出会いの楽しさを実感していただき、新しい学びの創造の場としての民博の可能性を再発見し、ともに博学連携の学びをつくっていくことを目的としています。 |
展示の構成
展示のゾーニングは、小学校ゾーン、中学校ゾーン、高校ゾーン、課外活動ゾーンに分けられます。小・中・高のゾーンにおいては、民博の展示、教科書、単元(指導案)を生徒の作品や修学旅行にいかにむすびつけたかの実践例を示し、課外活動においては民博の展示をどう活かしたかを展示します。
小学校ゾーン
1. 仮面展示 茨木市立葦原小学校
2. 砂絵展示 東京学芸大学附属世田谷小学校
3. 「みんぱっく」展示 東京学芸大学附属世田谷小学校
中学校ゾーン
1. 「Dr. みんぱく」展示 香芝市立香芝西中学校
2. 生徒の作品展示 香芝市立香芝西中学校、東大阪市立弥刀中学校
高校ゾーン
1. ハワイ修学旅行展示 大阪府立豊島高校
2. 世界史授業展示 大航海時代以後の世界史 筑波大学附属高等学校
課外活動ゾーン
1. 弁当からミックスプレートへ-多文化社会ハワイの日系アメリカ人 同志社中学校かるちゃんぷる部
2. ソウルスタイル-李さん一家の素顔のくらし
同志社中学校かるちゃんぷる部 |
関連催し物
本展示を活用し、国際理解教育における博学連携の意義や可能性について考えます。また、作品づくりにも実際に参加できます。
日 時:8月4日(木) 10時30分~16時 場 所:第3、第5セミナー室(2F) 参加費:無料
「砂絵と太鼓」のワークショップ
オセアニア展示場(オーストラリア、アボリジニコーナー)で展示されている砂絵を参考に、子どもたちに画用紙のうえに砂絵を描いていただきます。
また、楽器(アフリカの太鼓等)の演奏、作曲も体験していただきます。 日 時:8月21日(日) 10:30~16:00 対 象:小学生以上(親子での参加もOK) 募集人数:30人程度(当日先着順) 参 加 費:200円(材料費) |
※「学校がみんぱくと出会ったら─博学連携の学びと子どもたちの作品展─」は本館展示場一階エントランスホール(フリーゾーン)で開催していますので、観覧料は無料です。
ただし、自然文化園を通行して来館される場合は、自然文化園の入園料が必要です。公園東口からは自然文化園を通行せずに、来館することができます。