国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

全米日系人博物館巡回展「弁当からミックスプレートへ」

全米日系人博物館巡回展
弁当からミックスプレートへ ─多文化社会ハワイの日系アメリカ人─
2002年の開催予定
広島県立美術館 県民ギャラリー【開催期間:2002年5月24日~6月23日】
新潟県立歴史博物館(長岡市)【開催期間:2002年10月12日~11月24日】
 
※みんぱくでの「弁当からミックスプレートへ」展は、終了しました。
みんぱくのあたらしいフリー・ゾーンであそぼう!
全米日系人博物館巡回展 多文化社会ハワイの日系アメリカ人
From Bento to Mixed Plate
弁当からミックスプレートへ
開催期間:2001年4月19日(木)~8月28日(火) 観覧無料
2001年3月15日より、本館 正面ホール(1F)はフリー・ゾーンになりました。
この展示をご観覧いただくのに観覧料のご購入は不要です。

夏休みには、この展示に関連して、「みんぱくミックスプレートひろば」を開設しています。当然参加は無料で~す! 開催期間は2001年7月20日(金)~8月28日(火)。粘土で食べ物のペンダントをつくるコーナーや、食べ物に関する思い出をみんなで交換するコーナーなど、「食」でつながる交流広場です。
※また、「レストランみんぱく」では、この展示に関連して、期間限定のスペシャル・メニュー「ミックスプレート」をおだししています。

展示場案内 みんぱくミックスプレートひろば

「弁当からミックスプレートへ」ロゴ
アメリカ人になった日本人
日本の伝統にめざめた日系人
ハワイで人気の「ミックスプレート」というメニューには、白いご飯と朝鮮半島のキムチや中国の酢豚、日本の寿司やポルトガルのソーセージなどが仲良くならんでいます。これはその昔、ハワイのサトウキビ畑で働いていた日本人がもっていたお弁当にひとつの起源があります。彼らはフィリピンや中国などから働きに来た人たちと、おかずを分けあうようになりました。これがきっかけとなって生まれたミックスプレートは、多文化社会ハワイの姿でもあるのです。

サトウキビ畑で労働にはげみながら二世を育てた一世。アメリカ人として時には命をかけて戦い、またハワイ特有の文化をつくるのに貢献した二世。日本の伝統にめざめ、日系人としての誇りをもつようになった三世。

この展示は、アメリカ人となった日本人・日系人のあゆみを、ハワイの資料や映像で紹介しています。展示資料には、ハワイの石や木でつくった臼や杵、手づくりのおもちゃやサーフボード、日系人ベースボール・リーグのユニフォーム、ハワイ出身の高見山関(現・東関親方)に贈られた化粧まわしなどがあります。

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この展示は、基本的にハワイの日系人たちの構想に基づいて構成され、アメリカ合衆国では1997年にハワイのビショップ博物館で開催された後、全米各地をまわり、日本国内では2000年の沖縄県立博物館を皮切りに巡回されています。
 
全米日系人博物館