国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

企画展「ナシ族画家が描く生活世界」-雲南省西北部ではぐくまれた絵心

企画展「ナシ族画家が描く生活世界-雲南省西北部ではぐくまれた絵心」関連イベント

展示場コンサート

2009年3月20日(金 ・春分の日)

第1回 午後2時~2時30分 / 第2回 午後3時30分~4時


演奏:劉宏軍(音楽家)   司会:横山廣子(本館准教授)


劉宏軍氏は優れた音楽家ですが、楽器の復元をはじめとして芸術全般にわたって研究を重ね、中国の少数民族の音楽や楽器についても造詣が深いことで知られています。今回展示する張雲嶺の絵画とは1988年に雲南省昆明で初めて出会い、その後、芸術家同士の交流を続けてきました。
この展示場コンサートでは、絵画作品について劉氏の視点をお話しいただくとともに、絵画から得るインスピレーションを即興で笛によって演奏していただきます。

そのほか、雲南省の少数民族のさまざまな笛によって、いろいろなテーマの即興演奏をする予定です。美しい音色をお楽しみください。

トゥリャン独奏  (ジンポー族楽器)
フルス独奏    (ジンポー族楽器)
フルス独奏    (タイ族楽器)
口琴独奏     (イ族楽器)
蘆笙独奏     (ミャオ族楽器)
バーウー独奏   (イ族楽器)


<演奏者 劉宏軍 略歴>
音楽家。1980年来日後、NHK「遙かなるシルクロードの調べ」、映画「ラストエンペラー」の音楽などを作曲、演奏。唐代の宮廷音楽を再現した「天平楽府」を結成。作曲、演奏、音楽および芸術監督で日中韓3ヵ国を往来しながら活躍。
 
  正倉院復元楽器 拝簫(はいしょう)を手に
 
場所: 国立民族学博物館 本館展示場内企画展会場
*イベントの観覧は無料です(ただし、常設展の観覧料が必要です)
問い合わせ先: 情報企画係 TEL 06-6878-8532