国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

企画展「点字の考案者ルイ・ブライユ生誕200年記念・・・点天展・・・」

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  • 開期:2009年8月13日(木曜日)~ 2009年11月24日(火曜日)
  • 会場:国立民族学博物館 本館展示場内
  • 開館時間:10時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
  • 休館日:水曜日(ただし、9月23日(水曜日)は祝日により開館、9月24日(木曜日)は休館)

わずか6個の点の組み合わせで日本語の仮名はもちろん、数字、アルファベット、さらには音符まで表せる点字。文字は線で表現するという晴眼者の論理にこだわらず、触覚による読み書きに適した文字として提案された点字。少ない材料から多くを生み出すしたたかな創造力、常識にとらわれないしなやかな発想力を “点字力”と名づけよう。今、あなたの心の中で一つの点から壮大な宇宙(天)が広がる!

チラシダウンロード[PDF:1.2MB]

主な出展品

●点字がひらいた触学の可能性
ルイ・ ブライユを描いた世界各地の記念切手、ヘレン・ケラーの点字蔵書、『群書類従』(和本と版木)、世界各地の点字器・点字板、第二次大戦前の点字教科書・地図帳、点字絵本

点字の考案者ルイ・ブライユ(1809~1852)の肖像画
パリ郊外にあるブライユの生家を利用した記念館
1832年に開校した米国最古の盲学校「パーキンス盲学校」(ボストン)
同校で点字による読書を学んだ12歳のヘレン・ケラー(1880~1968)


ブライユは点字器で一点ずつ点を打ち点字を体系化した。
ヘレン・ケラーは点字タイプライターで膨大な原稿を書いた。
現在、視覚障害者は点字電子手帳でメモを取っている。

●“点字力”を活かした触覚芸術(さわって楽しむ「手仕事」の美)
内山春雄のバードカービング、江田挙寛の石創画、M. Y. Yokoyamaの継手アート

高松塚古墳壁画の石創画
木彫のトキ
32本のパーツを組み合わせた継手縁台

関連イベント一覧

【終了】 点字体験&展示資料解説「さわる文化への招待 -点字を触学、展示で触楽」

  • 開催日:8月22日、9月12日、10月10日、11月14日(各土曜日)
  • 開催場所:国立民族学博物館 企画展示場内
  • 参加方法:参加自由
  • 担当:「みんぱくミュージアムパートナーズ」+「全国視覚障害者情報提供施設協会」

※この他、9月~10月の第4土曜日・午後に「みんぱくミュージアムパートナーズ」による展示解説を実施。

【終了】 「凸凹(decoboco)ワークショップ -大切な人とつながる継手ペンダントを作ろう」

ワークショップの内容
継手とは、釘や接着剤を用いず、あたかも1本の木のように木材を「つなぎ合わせる」伝統技法です。
今回は天然の木からできた粘土を使って、凸(デコ)と凹(ボコ)の継手ペンダント作りに挑戦します。
ペンダントには点字で簡単なメッセージも入れられます。
さあ、あなたはだれと、どんな「つながり」を持つのでしょうか。
  • 開催日:8月30日(日曜日)
  • 開催時間:13時30分~16時00分(受付開始は13時00分~)
  • 開催場所:国立民族学博物館 第3セミナー室
  • ワークショップ対象者:小学1年生以上(小学生以下は保護者のかたが同伴であれば参加可能)
  • 定員:20名(事前申し込み制、先着順)
    ※定員に達しましたので、受付を終了いたしました。たくさんのお申し込みありがとうございました!
  • 実費:500円
  • 材料:粘土、塗香
  • 申込開始日:7月30日(木曜日)
  • 申込方法:「ワークショップの申し込み方法」を参照
  • 担当:M.Y. Yokoyama
    • 担当者のプロフィール
      文化女子大学教授M. YokoyamaとY. Yokoyamaのデザインユニット。
      フランスのデザインビエンナーレやアメリカのO.C.C. Fine Arts Gallery、 日本のGallery le bain、ギンザ・コマツアートスペース等で展覧会を催し、 継手アートプロジェクトに取り組んでいる。

【終了】 みんぱくウイークエンドサロン 「点字の宇宙-なぜ『点展』ではなく『点天展』なのか」

  • 開催日:9月6日(日曜日)
  • 開催場所:国立民族学博物館 企画展示場内
  • 参加方法:参加自由
  • 担当:廣瀬浩二郎(国立民族学博物館 准教授)

【終了】「石創画ワークショップ -石で絵を描こう」

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ワークショップの内容
石の絵とも称される「石創画」は、世界に類例のない絵画技法です。
今回は猫や犬の形をした石創画の小物づくりを体験していただきます。
まず、犬や猫の型作りをし、次に型に石と顔料とセメントを混ぜた絵の具を塗り込んでいきます。そのまま当日持って帰ってもらい、5日間ほど後に耐水ペーパーで磨いていただき完成となります。
  • 開催日:10月3日(土曜日)
  • 開催時間:13時30分~16時00分(受付開始は13時00分~)
  • 開催場所:国立民族学博物館 第3セミナー室
  • ワークショップ対象者:小学1年生以上(小学生以下は保護者のかたが同伴であれば
    参加可能)
  • 定員:20名(事前申し込み制、先着順)

  • 実費:500円
  • 持ち物:エプロンまたは汚れてもよい格好
  • 申込開始日:9月3日(木曜日)
  • 申込方法:「ワークショップの申し込み方法」を参照
  • 担当:江田挙寛
    • 担当者のプロフィール
      1942年、大阪生まれ。1978年、石創画の研究・制作を開始。 2007年、視覚障害者の方との出会いをきっかけに、石創画の技法を生かし、触って楽しむ絵画展「石創画タッチ展」を開催(以後、毎年実施)。

【終了】「点字アート・ワークショップ -点字をモチーフに自由造形」

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ワークショップの内容
点字は駅の券売機、飲み物などの自販機、公共的な建物の階段などで見つけることができるようになってきました。でもそれを使わない人にとってはまだまだ身近なものではありません。小さな6つの点々でできている文字は楽しいものですが、ここではみんなでパネルをコラージュして、誰もが触ってわかる手触り感のある絵と文字に変えてみましょう。そしていくつかの言葉を使った短い物語を作ってみます。
  • 開催日:10月25日(日曜日)
  • 開催時間:13時30分~16時00分(受付開始は13時00分~)
  • 開催場所:国立民族学博物館 第5セミナー室
  • ワークショップ対象者:小学1年生以上(小学生以下は保護者のかたが同伴であれば参加可能)
  • 定員:20名(事前申し込み制、先着順)
    ※定員に達しましたので、受付を終了いたしました。たくさんのお申し込みありがとうございました!
  • 実費:500円
  • 申込開始日:9月25日(金曜日)
  • 申込方法:「ワークショップの申し込み方法」を参照
  • 担当:藤堂 敏
    • 担当者のプロフィール
      元梅花女子大学短期大学部教授。企画展「・・・点天展・・・」チラシ、リーフレットのデザイン担当者。

【終了】「バードカービング・ワークショップ -木で小鳥を作ろう」

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ワークショップの内容
小学校の高学年からできる初心者向けの優しいバードカービングです。小刀の持ち方、削り方から始めますので高齢者の方も目の見えない方も気楽に参加してください。スズメ大に切り出された削りやすい木を用意しました。シジュウカラ、ヤマガラ、ルリビタキなどの小鳥を作ることができます。
  • 開催日:10月31日(土曜日)
  • 開催場所:国立民族学博物館 第3セミナー室
  • 開催時間:13時30分~16時00分(受付開始は13時00分~)
  • ワークショップ対象者:小学3年生以上(小学2年生以下は保護者のかたが同伴であれば参加可能)
  • 定員:20名(事前申し込み制、先着順)
  • 実費:500円
  • 材料:木、小刀
  • 持ち物:エプロンまたは汚れてもよい格好
  • 申込開始日:9月30日(水曜日)
  • 申込方法:「ワークショップの申し込み方法」を参照
  • 担当:内山春雄
    • 担当者のプロフィール
      野鳥彫刻家。日本におけるバードカービングの第一人者。
ワークショップの申込方法

電話、またはe-mailにて【応募要領】を記入の上、【応募先】までお申し込みください。
電話での受付時間は平日(月曜日~金曜日)9時00分~17時00分とさせていただきます。

【応募要領】
  1. ワークショップタイトル
  2. 参加希望日
  3. 参加人数
  4. 参加者の氏名(要ふりがな)と年齢
  5. 代表者の氏名と電話番号
【応募先】
国立民族学博物館 情報企画係 「ワークショップ(点天展)」係
℡:06-6878-8532
e-mail:workshop@idc.minpaku.ac.jp

お申し込みが多数の場合は、先着順とさせていただきます。あらかじめご了承ください。
お申し込みいただいたかたには、当館より1週間以内に結果をお知らせいたします。
尚、お申し込みいただいたかたの個人情報は、当館事業に関する目的以外では使用いたしません。

お問い合せ
国立民族学博物館 情報企画係
℡:06-6878-8532
受付時間:平日(月曜日~金曜日)9時00分~17時00分
住所:〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1