国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

巡回展「岩に刻まれた古代美術―アムール河の少数民族の聖地シカチ・アリャン」【新潟県立歴史博物館】

巡回展「岩に刻まれた古代美術-アムール河の少数民族の聖地シカチ・アリャ
  • 期 間:2015年9月19日(土)~10月25日(日)
  • 会 場:新潟県立歴史博物館 企画展示室
  • 開館日時:9:30~17:00 (観覧券の販売は16:30まで)
  • 休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
 

展覧会概要

シカチ・アリャンは、ロシア連邦ハバロフスク市近郊アムール河河畔の村で、少数民族ナナイの人びとがサケ漁などを営んでいます。
シカチ・アリャンには、岩に刻まれた古代美術「岩面画」が多く残されていて、 日本人類学の黎明期にアジアをひろく調査した鳥居龍蔵はじめ、世界中の考古学者・人類学者から注目されています。
シカチ・アリャンの岩面画は、旧石器時代から新石器時代まで続いた集落ガー シャ遺跡の近くにあり、遺跡を残した人びとが岩面画を刻んだとも考えられてい ます。ガーシャ遺跡では、一万年以上前の年代を推定される世界最古級の土器が発見されていて、新潟県十日町市壬(じん)遺跡などの縄文時代草創期土器との類似性が注意されています。
この国立民族学博物館巡回展は、シカチ・アリャンの岩面画を拓本と写真を使って紹介するとともに、少数民族ナナイの人びとが岩面画と自分たちの文化をどのように結びつけてきたのか、シカチ・アリャンの伝承と民族資料を通して考えます。

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