インフォメーション・ゾーン
イントロダクション展示は、これから展示を見ていただくみなさんに、みんぱくの展示の見方、文化人類学・民族学の考え方を直感的に身につけていただけるよう工夫した、文字通りのイントロダクション(=導入)のための展示です。白いステージの上におかれたモノの前で足を止め、パネルに記されている「これは、何?」「似ている? それとも違う?」といった問いかけに考えをめぐらすうち、いつの間にか、世界のいろいろな文化に接する際の大切な視点を手に入れることができるはずです。ここから世界への旅が始まります。
みんぱく電子ガイド(無料)
みんぱく電子ガイドは、携帯型の展示解説装置です。映像と音声で構成された展示解説を、展示場の中で自由に選んで見ることができます。展示資料がどのように使われているか、どのような場所で使われているか、どのような人びとが使っているかなど、資料についてのさまざまな情報を得ることができます。また、日本語、英語、中国語をはじめ、9言語に対応しています。
本館2F観覧券売場にて無料で貸し出しています。
現在、都合により、新型電子ガイドの貸し出しを中止しております。
ご迷惑をおかけいたしますが、従来型電子ガイドをご利用ください。
以下の電子ガイドサービスはご利用いただけません。
・多言語化システム
・QRコードによる閲覧履歴の記録
・ビデオテークとの連動
ビデオテークは、世界のさまざまな地域で暮らす人びとの生活や儀礼、芸能などを映像で紹介するシステムです。地域やテーマなど番組を検索し視聴することができます。15分程度にまとめた番組(約630本)、研究資料として編集した比較的長編の番組(約140本)にくわえ、文字による解説や写真とビデオを組み合わせたマルチメディア番組(約50本)を公開しています。このうち約480本は、みんぱくの研究者のフィールドワークに基づき、撮影編集したみんぱく製作のオリジナル映像です。
これらの番組はビデオテークブースや多機能端末室でご覧いただけます。
ビデオテークブース
26のビデオテークブースが、中央パティオを囲むように配置されています。そのうちイントロダクション部分には、誰でも簡単に利用していただけるオープンな新型ブースを3つ設置しました。
現在、機器の調整のため、新型ブースでのマルチメディア番組の視聴を一時停止しております。他のビデオテーク番組はご覧になれます。マルチメディア番組の視聴をご希望の方は、現地に掲示がございますので、別のブースにてご視聴ください。
多機能端末室
多機能端末室には、ゆっくりと映像を楽しんでいただくためのソファ席と、マウスを使ってインタラクティブにマルチメディア番組などを楽しんでいただくための端末を設置しています。
展示資料の情報を検索して調べることのできる「リサーチデスク」、研究者が取り組んでいる調査を紹介する「研究の現場から」、展示資料を見てさわって理解する「世界をさわる」の3つのコーナーを通して、みんぱくの研究や展示をより詳しく知ることができます。展示場で見た資料についてもっと知りたい、みんぱくの研究者って何を調査しているの、モノと身近に接してみたいという探究心を満たし、知識をさらに深める場としてご活用ください。
リサーチデスク―調べて深める
展示資料に関するさまざまな情報を検索したり、比較したりすることができます。自分の知りたい展示物のアイコンをタッチすると、関連した情報が画面に表示されます。名称や使用されている地域、展示場所、それらについて書かれた図書や雑誌の記事、ビデオテークの番組、電子ガイドのコンテンツ等を知ることができます。また、共通したキーワードを選択することによって、地域をこえたモノの比較もおこなうことができます。
さらに、検索した資料に関連した書籍やみんぱくの刊行物をここで閲覧することができます。より詳しく調べたい場合には図書室(本館3階)もご利用いただけます。
研究の現場から―知ってつながる
わたしたちの研究は、みんぱくのなかだけに留まっているものではありません。研究者それぞれが日本も含めた世界中で調査をしています。そこから展示を含めた研究成果が生まれ、多くの国や地域の人びととみんぱくの来館者とをつなげているのです。ここでは、みんぱくの研究者が取り組んでいる研究や調査を紹介します。
世界をさわる―感じて広がる
展示資料は、見るだけでなくさわることで、よりよく理解できるようになります。このことは、博物館での学びのあらたな方向性を示すものです。ここでは、さわるという行為の奥深さと豊かさ、人の手によって作られ、使われているモノの世界を体感していただきます。
《じっくりさわる》
モノと対話してみましょう。ゆっくりさわって、資料の形や手ざわりを確認し、優しくさわって、この資料を作った人たちとその文化や社会へ思いをはせてみましょう。ここが「世界をさわる」出発点です。
《見てさわる》
キャプションや解説を読みながら、全体の形、細部の構造、内側と外側との関係などを目と手でしっかり確かめてください。これらの資料が、どんな素材から、どのように作られているかを考えてみましょう。
《見ないでさわる》
さわることだけで、資料の形や細部の様子についてどこまで把握できるかに挑戦してください。視覚や聴覚とは異なる触覚の可能性を探ってみましょう。