国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

月刊みんぱく

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2004年3月号

みんぱく・いんたびゅう 人はチンパンジーから「ヒト」を学ぶ

第28巻第3号通巻第318号  2004年3月5日発行

バックナンバー

目次

表紙
在日中国人の花嫁衣装と結婚証書
表紙うら
表紙写真の説明
陳天璽
【1】みんぱく・えっせい
渇水国・一期一会の人々
加古里子
【2】みんぱく・いんたびゅう
人はチンパンジーから「ヒト」を学ぶ
松沢哲郎
松沢哲郎(まつざわてつろう)
1950年愛媛県生まれ。霊長類学、比較認知科学専攻。1978年からはじめたチンパンジーに人工言語を教える「アイ・プロジェクト」は、その成果がアメリカの『ネイチャー』誌に発表されて一躍有名に。その立役者アイが挑戦するコンピュータの課題は、京都大学総合博物館で体験できる。『アイとアユム 母と子の700日』(講談社)、『進化の隣人ヒトとチンパンジー』(岩波新書)はじめ著書多数。
【8】ちがいをこえてともに「日本」で生きる
特別展「多みんぞくニホン」まもなく開幕
【10】次代へつなぐ「知」の軌跡
5教授の退官インタビュー
【14】よむ・みる・きく
「コンドルは飛んでゆく」をきく
アンデスへと導いたケーナの音色
文:山本紀夫 絵:岡島礼子
【17】みんぱくニュース
特別展「多みんぞくニホン」まもなく開幕
山田睦男教授定年退官記念ワークショップを3月19日に開催
特別展「マンダラ展 ─ チベット・ネパールの仏たち」が
名古屋で
【20】民族博物誌
インドクジャク
文:三尾稔 版画:田主誠
Pavo cristatus インドクジャク(キジ科)
野生のものはおもに森林に生息し、地上での草の種子、木の実や小動物を食べる。繁殖期のディスプレー時には、ひろげた羽毛を小刻みに震わせたり、軸羽をすりあわせて音をだしたりするが、これは繁殖期以外でもおこなうこともある。ヒンドゥー教では、女性神マハー・マユーリーとして神格化され、これが仏教にとりいれられて孔雀明王となり、蛇毒を払うだけでなく、あらゆる病災をのぞき、天変地異を鎮めるとされた。
【22】読者のページQ&A O
【23】メモランダム
【24】友の会とミュージアム・ショップからのご案内

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