月刊みんぱく
国立民族学博物館の広報誌『月刊みんぱく』は、世界の国々の最新の情報を毎月お届けしています。
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・内容についてのお問い合わせは、
国立民族学博物館 総務課 広報係【TEL:06−6878−8560(平日9時~17時)】まで。
目次
- 【1】エッセイ・おおさか
- 笑う
三井葉子私の母は手詰まると。天狗の孫じゃあるまいし、なんでそんなことできまんねんと言った。
- 特集 太陽の塔から
- 【2】大阪万博と民博のあいだ
野村雅一太陽の塔の変化に気づいたのは、3、4年前のことだったろうか。といっても、もちろん太陽の塔が変わるわけがなく、変わったのはそれをみる人間のほうなのだが。
- 【4】ぼくは太陽の塔に化けようとしていた
ヤノベケンジ1970年、大阪万博。未来のイメージを競った世界各国のパビリオンが解体される現場を遊び場にして育った子どもたちのひとりにヤノベケンジがいた。
- 【8】太陽の塔は「宇宙遺産」
森見登美彦日本ファンタジーノベル大賞をかっさらった京都大学大学院生、森見登美彦の『太陽の塔』(新潮社刊)。
- 【10】岡本太郎語録
『月刊みんぱく』発刊からまもない1978年7月号で、岡本太郎と民博初代館長の梅棹忠夫が対談を行なった。そこでの岡本太郎のことばを、ここに再録する。
- 【11】タイムカプセルEXPO'70と太陽の塔
吉田憲司エキスポタワーの解体、国立国際美術館の移転。1970年に大阪で開催された日本万国博覧会(大阪万博)の記憶が次々に消えていく中で、「太陽の塔」とともに、当時の記憶を確固として今に伝えているものがある。
- 【12】みんぱくインフォメーション
- 【14】今月のフォーカス
- パンとミサイル―イスラエル北部のアラブ人キリスト教徒村にて
菅瀬晶子なんの変哲もない村。予備知識をひとつも持たないまま、ファッスータ村に降り立てば、誰もがそう思うであろう。オリーブの木が茂り、雨季の訪れを告げるクロッカスの花が咲き乱れる。
- 【15】みんぱくの逸品
- 田中文庫と南方熊楠
川島昭夫国立民族学博物館蔵の田中文庫は、大阪府立大学農学部教授であった田中長三郎(1885~1976)の植物・農学関係の旧蔵書である。
- 【16】連載 人力器械図譜(1)
- 人車鉄道
近藤雅樹人が車両を押して乗客を運ぶ。だから「人車」である。多くは明治時代の中ごろから昭和の初めごろまで、東日本を中心に、各地にそんな鉄道が運行していた。
- 【18】手習い塾
- マヤ文字で名前を書く(1)
八杉佳穂メキシコのユカタン半島からグアテマラの熱帯低地で展開したマヤ文明は、新大陸でもっとも発達した文字を持っていたことでも知られている。
- 【20】連載 生きもの博物誌
- ラクダ―ラクダミルクこそパワーの源
池谷和信ラクダと人とのかかわり方はさまざまだ。肉や乳を食用にする文化、しない文化。人が乗る文化、乗らない文化。レースに使う文化、使わない文化。しかし、ものを運搬する目的でのラクダの利用は、世界で共通している。
- 【22】連載 見ごろ・食べごろ人類学
- 「ネーンの星」と宇宙人
樫永真佐夫夕飯の片づけも済み、大人たちはいろりを囲んでいた。わたしはやおら腰を上げる。ほむらで照らされた扉に視線がむくと、はす向かいのムンおばさんが、スカートごと膝を抱え込んで低い座椅子に腰をおろした姿勢のまま、背と指で指し示す。「電灯をもっていきなよ」
- 【24】友の会とミュージアム・ショップからのご案内
- 弊紙刷新にあたって
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