月刊みんぱく
国立民族学博物館の広報誌『月刊みんぱく』は、世界の国々の最新の情報を毎月お届けしています。
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国立民族学博物館 総務課 広報係【TEL:06−6878−8560(平日9時~17時)】まで。
目次
- 【1】エッセイ・おおさか
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地球上自由人
新宮晋大阪生まれで大阪育ちの私は、東京芸術大学油絵科に入学するまで、大阪を一歩も出たことがなかった。
- 特集 21世紀のアラビアンナイト
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【2】無限に生まれる千二夜めの物語
─マンガ、少女歌劇、映画、電子ゲーム
西尾哲夫今からちょうど300年前、フランス人東洋学者アントワーヌ・ガランによって初めてヨーロッパ世界に紹介されたアラビアンナイトは、またたく間にベストセラーとなってヨーロッパ各国語に翻訳され、広く一般庶民に読まれるようになった。
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【6】モンキー・パンチさんに聞く
21世紀のアラビアンナイトを描く『ルパン三世』の作者として知られる漫画家モンキー・パンチさんは、いま、アラビアンナイトを漫画化した『千夜一夜物語』の制作に意欲的に取り組んでいます。また民博の特別展「アラビアンナイト大博覧会」では、3DCGアニメ「ヤング・シェヘラザード」を共同制作していただきました。
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【7】パリのルパン三世おたく
山中由里子5月25日から29日の5日間、パリで開かれた「共有される千一夜物語」という国際会議に出席してきた。
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【8】ジーンズ、アディダス、革ジャン姿のシェヘラザード?
─フランス郊外の移民の若者とアラビアンナイト
森千香子300年前、アラビアンナイトが最初に翻訳されたフランスには、今日多くのアラブ人が暮らしている。
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【10】アラビアンナイトと児童文学
佐藤宗子アラビアンナイトが、日本の子どもたちにもなじみ深いものになったのはいつ頃か──確定するのは難しいが、昭和の初年にはすでに、グリム、アンデルセンなどと並んで知られる存在だったらしい。
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【11】アラビアンナイトのリサイクル
目黒強ジャック・ザイプスによれば、近代以降のおとぎ話には、文明化(civilization)と転覆(subversion)という相反する社会的機能が指摘できるという(『おとぎ話の社会史』新曜社、1983=2001)。「文明化」とは、子どもたちの社会化を媒介する機能を指す。
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