国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

月刊みんぱく

国立民族学博物館の広報誌『月刊みんぱく』は、世界の国々の最新の情報を毎月お届けしています。

購読についてのお問い合わせは、ミュージアム・ショップ(千里文化財団)まで。

内容についてのお問い合わせは、
国立民族学博物館 総務課 広報係【TEL:06−6878−8560(平日9時~17時)】まで。

2004年12月号

特集 巡礼─そのこころ

第28巻第12号通巻第327号  2004年12月15日発行

バックナンバー

目次

【1】エッセイ・おおさか
千林商店街
岩阪恵子

千林という地名から、大手スーパーのひとつ、ダイエーを思い浮かべるひとは多いだろう。ダイエーはこの地を発祥とするからである。

特集 巡礼─そのこころ
【3】日本人と巡礼
梅原猛

いまから15年ほど前、私は熊野にひどく魅せられて、10数回もかの地に足を運んだ。熊野という土地はいろいろな意味で日本の原郷であると、いまでもわたしは思っている。

【6】メッカへの巡礼
野町和嘉

イスラームの聖地、メッカへの巡礼が、他の巡礼と違うのは、それが自然発生的にはじまったものではなく、信者の務めとしてはじめから課せられていたことである。

【8】そこは宇宙のヘソだ─カイラス巡礼
北村皆雄

東西南北に対応する四角錐の特異な山型で知られるチベットのカイラス(6656メートル)は、仏教徒、ポン教徒、ヒンドゥー教徒、ジャイナ教徒の共通の聖山となっている。

【8】地上に現れた天界─聖地バナーラス
宮本久義

インドはこのところIT関連分野の進展のおかげで、経済は活性化の一途をたどっている。大都会には10年前にはなかった巨大なショッピング・モールも出現した。

【10】グアダルーペの巡礼
黒田悦子

メキシコのグアダルーペ聖堂はメキシコのみならずラテンアメリカ各地から巡礼を集めている。

【11】外国人の目からみた四国遍路
デイビッド・モートン

四国八十八か所巡り(四国遍路)の人気は、いま、外国人のあいだで年々増加しています。

【12】みんぱくインフォメーション
友の会とミュージアム・ショップからのご案内
【14】月刊みんぱく索引
28巻1号('04 1)から28巻12号('04 12)まで
【15】みんぱくの逸品
ヨーロッパ中世手写本服装関連写真コレクション
高橋晴子
【16】手習い塾
ビルマ文字で日本語を書く(1)
加藤昌彦
【18】人力器械図譜8
踏車
近藤雅樹
【20】生きもの博物誌
テフ─エチオピアの主穀であるわけ
藤本武
【22】見ごろ・食べごろ人類学
三酔人蛍鱗問答
広瀬浩二郎
【24】「ポリネシア文化の誕生と成熟」展
編集後記

購読についてのお問い合わせは、ミュージアム・ショップ(千里文化財団)まで。
内容についてのお問い合わせは、国立民族学博物館 総務課 広報係【TEL:06−6878−8560(平日9時~17時)】まで。