館員の刊行物
- アジア太平洋諸国の災害復興――人道支援・集落移転・防災と文化 2015年12月10日刊行
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出版物情報
- 出版社:明石書店 出版社ホームページはこちら
- 定価:4,300円(税抜)
- ISBN:978-4-7503-4282-5
- 判型・体裁:A5判
- 頁数:228頁
- 科研プロジェクト「大規模災害被災地における環境変化と脆弱性克服に関する研究」成果
主題・内容
2011年の東日本大震災も含め、近年のアジア太平洋諸国では、巨大地震、津波、サイクロンなどの自然災害が頻発している。各地域の専門家が災害や地域の違いを越えて共通する災害復興の課題に取り組んでいる。
おすすめのポイント(読者へのメッセージなど)
「人道支援」「集落移転」「防災と文化」という東日本大震災の被災地復興にも関係するテーマに焦点を当てている。
目次
序第1部 被災経験と人道支援
第1章 災害が生み出す新たなコミュニティ:サイクロン・ナルギスの事例から[飯國有佳子]
第2章 インド洋津波災害からの復興課題:スリランカ南岸の事例から[高桑史子]第2部 集落移転
第3章 集落移転と土地権:一九九八年アイタぺ津波災害被災地の課題[林勲男]
第4章 集落移転と文化的環境の再創造:南インドのインド洋大津波被災地の事例から[深尾淳一]
第5章 集団移転と生業の再建:二〇〇一年インド西部地震の被災と支援[金谷美和]第3部 防災と文化
第6章 開発途上国の庶民住宅は本当に災害に弱いのか:その実態と支援のあり方[田中聡]
第7章 バングラデシュの「ボンナ」(洪水):巨大開発計画を超えて[高田峰夫]あとがき