国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館員の刊行物

ウメサオタダオが語る、梅棹忠夫――アーカイブズの山を登る  2017年4月30日刊行
小長谷有紀 著 ミネルヴァ書房
【2011年特別展「ウメサオタダオ展」成果】

出版物情報

主題・内容

本館の創設に尽力し、初代館長を長く務めた梅棹忠夫について、没後の展示を企画担当した筆者が、本館に所蔵されているアーカイブズ資料を用いて、一種の評伝をしたためたのである。

おすすめのポイント(読者へのメッセージなど)

「梅棹忠夫」について既にいくつかの評伝が刊行されているが、梅棹自身が残した資料を縦横無尽に用いることによって、研究者同士の微妙なつながりをひもときながら、学問的特徴を明らかにしている点は他に例がなく、きわめて面白い。

目次

序 梅棹のコーパス
第1章 資料としての梅棹
第2章 知的生産のデザイン
第3章 飽くなき知的前進
第4章 知的に遊ぶ梅棹
第5章 山をたのしむ
第6章 未来を見つめ、みんぱくへ
第7章 文明へのまなざし
終 最期のデザイン
参考文献
あとがき
梅棹忠夫年譜
人名・事項索引