館員の刊行物
- 知のスイッチ ―「障害」からはじまるリベラルアーツ 2019年2月21日刊行
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嶺重慎、広瀬浩二郎、村田淳(編)
岩波書店
【共同研究成果】出版物情報
- 出版社:岩波書店 出版社ホームページはこちら
- 定価:2,100円(税抜)
- ISBN:978-4-00-061317-0
- 判型:A5変形版
- 頁数:288頁
- 共同研究「『障害』概念の再検討――触文化論に基づく『合理的配慮』の提案に向けて」成果
主題・内容
社会の多数派が「あたりまえ」と思うことでも、うまくできなかったり、まったくできなかったりする人がいる。「あたりまえ」ができないとき、人は立ち止まる。本書は、「障害」をキーワードに、学問と社会の「あたりまえ」を問い直す試みである。
おすすめのポイント(読者へのメッセージなど)
今までとはまったく違う問いから始め、学問の可能性を見出そう!でも、どんなふうに問いを立てる?そこからどんなふうに考え始める?そしてどうやって考え続ける?この本では、気鋭の研究者たちが知の水先案内人になってくれます。既存の学問に「障害」を取り入れた実例を紹介します。
目次
はじめに(嶺重慎)
序章 学問は普遍的だろうか(嶺重慎)
Ⅰ 今までとは違う問いから始める
われわれはよき宇宙人になれるだろうか(磯部洋明)弱いロボットとテクノロジーの受容(塩瀬隆之)障害学とは何か(杉野昭博)障害者は障害を持つ人か(岩隈美穂)障害者におけるスポーツの現状と課題(江川達郎+林達也)多様な学生と大学(村田淳)Ⅱ 学問×障害=?
リベラルアーツと合理的配慮というチャレンジ(川添信介)障害と経済(松井彰彦)ケアの倫理から考える「障害者の倫理」(安井絢子)「周縁」から眺める日本語(後藤睦)Ⅲ 当事者とは誰か?
ユニバーサル・ミュージアムの“理”を求めて(広瀬浩二郎)ひとりのサバイブ(木下知威)当事者研究からはじめる「知」の歩き方(熊谷晋一郎)デザインで世界は変えられるのか?(ライラ・カセム)おわりに(広瀬浩二郎)