国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

特別展の解説書

今和次郎 採集講義  2011年11月15日刊行
青幻舎

出版物情報

  • 発行:青幻舎 出版社ホームページ
  • 定価:2,500円(税抜) 
  • ISBN:9784861523229
  • 判型・体裁:A5判
  • 頁数:287頁(カラー口絵32頁)
  • コラム:藤森照信(建築家、建築史家)、都築響一(編集者)、山田五郎(評論家)

主題・内容

関東大震災後、復興していく東京の記録から始まった「考現学」。服飾・風俗・生活デザイン―和次郎の活動をいま考察する。昭和初期、急速に大都市化していく東京の都市環境や、人々の生活の変化をつぶさにとらえた考現学の創始者、今和次郎の全貌を紹介。民家研究、住宅設計、インテリア、戦後の女子教育に大きく寄与した服飾学・生活学など活動は多領域にわたりながらも、その根底には常に、人間への慈愛と 「生活芸術」を追求する眼差しがありまし た。本書では、実地調査によるスケッチほか豊富な資料により、和次郎の研究活動を考察。「デザイン」の本義を問い直します。

 

特別展「今和次郎採集講義――考現学の今」