2010年度

第1回研究会

【場所】国立民族学博物館

  • 園田直子(国立民族学博物館)
  • 河村友佳子・園田直子(国立民族学博物館) 
    • 「みんぱくの温湿度環境分析(2009年1月~12月)」
  • 山口孝子(東京都写真美術館)
    • 「東京都写真美術館における作品保存について」
  • 国立民族学博物館情報システム課 
    • 「国立民族学博物館写真資料の現状」
  • 石渡芳樹(国立歴史民俗博物館)
    • 「国立歴史民俗博物館における写真及び映像音響資料の保存に関する現状報告について」
  • 全員:ディスカッション

第2回研究会

【日時】2011年03月04日
【場所】国立民族学博物館

  • 荒木臣紀(東京国立博物館)
    • 「映像記録メディアの保存状況(調査期間2011年1月~2月)東京国立博物館」
  • 石渡芳樹(国立歴史民俗博物館)
    • 「国立歴史民俗博物館における写真及び映像音響資料の保存に関する現状報告について」
  • 山口孝子(東京都写真美術館)
    • 「映像フィルムの保存について」
  • 青木睦(国文学資料館)当日欠席、資料のみ
    • 「立川 新 国文学研究資料館における保存管理 マイクロフィルム、フィルム類」
  • 国立民族学博物館情報システム課
    • 「国立民族学博物館における映像・音響資料の保存に関する現状報告と課題」
  • 全員:ディスカッション

2011年度

第1回研究会

【日時】2011年11月25日
【場所】国立民族学博物館

  • 園田直子、河村友佳子
  • 石渡芳樹(国立歴史民俗博物館) 
    • 「国立歴史民俗博物館におけるマイクロフィルムのビネガーシンドローム対策について」
  • 青木睦(国文学研究資料館)
    • 「立川 新-国文学研究資料館における保存管理 マイクロフィルム、フィルム類」
  • 青木睦・広瀬真記(国文学研究資料館)
    • 「国文学研究資料館の映像音響資料に関する現状報告」
  • 園田直子・江田勝代(国立民族学博物館)
    • 「国立民族学博物館における映像音響資料の劣化調査と保存対策」
  • 久保正敏(国立民族学博物館)
    • 「映像資料の保存と活用:著作権法の解釈をめぐって」
  • ゲストスピーカー:板倉史明(東京国立近代美術館フィルムセンター)
    • 「フィルムセンターにおけるフィルム保存環境と権利処理」

第2回研究会 

【日時】2013年02月27日
【場所】国立歴史民俗博物館
人間文化研究機構連携研究「人間文化資源」の総合的研究 カテゴリー映像資料合同シンポジウム「映像資料の保存と継承を考える」

  • 板倉史明
    • 「フィルム保存と活用の実践例―東京国立近代美術館フィルムセンターの場合」
  • 山口孝子
    • 「東京都写真美術館における写真保存と活用について」
  • 福井健策(ゲストスピーカー・骨董通り法律事務所弁護士)
    • 「映像・画像のアーカイヴィングと著作権の課題」

詳しくは、「歴史研究資料としての映画の保存と活用に関する基盤的研究」班のサイト内へ

2012年度

第1回研究会

【日時】2012年11月12日
【場所】東京国立博物館

2013年度

第1回研究会

【日時】2014年2月13日 
【場所】国立民族学博物館

2014年度

第1回研究会

【日時】2015年2月20日 
【場所】国立民族学博物館

 博物館の活動は、地球環境とも深く関わっています。たとえば先進国において2004年末に生産全廃となったオゾン層破壊物質のなかには、文化財の殺虫処理に広く使用されてきた化学薬剤が含まれていました。このことは、博物館での虫対策を、「殺虫」から「防虫」へと大きくシフトさせる契機となりました。また地球規模での温暖化問題、とくに日本では東日本大震災後の社会状況を背景に、エネルギー問題が深刻となり、博物館においても空調の見直しが求められています。このようななか、各博物館では、持続可能なIPM(総合的有害生物管理)に向けての取り組みを進めています。

 博物館では、各種の環境調査を行い、その結果をもとに環境を整備します。環境調査のうち、生物生息調査と温度・湿度モニタリングは、データ量が膨大となるため、いかに効率的かつ長期的視点で解析できるかが鍵となります。国立民族学博物館ではこれまで、人間文化研究機構・連携研究「人間文化資源の総合的研究」:「人間文化資源の保存環境研究」の枠内で、生物生息調査分析システムと、温度・湿度分析システムを開発してきました。

 つぎの展開として、これらの分析システムを、無償で、必要とする人びとに提供できるよう、パソコン単体で利用できるスモールパッケージとして完成させることを計画しています。本研究フォーラムでは、スモールパッケージ完成版の開発を念頭に、博物館環境データの分析手法について、保存科学者、学芸員、資料管理担当者がともに考える場とします。

  • 《趣旨説明》
    園田直子
  • 《温度・湿度モニタリング》
    河村友佳子(元興寺文化財研究所)
    • 「温度・湿度分析システム・スモールパッケージ試作版の概略」
  • 小瀬戸恵美(国立歴史民俗博物館)
    • 「考古・歴史・民俗資料の保存環境分析」
  • 青木睦(国文学研究資料館)
    • 「典籍・文書資料の保存環境分析」
  • 神庭信幸(東京国立博物館)
    • 「文化財の保存環境分析」
  • 山口孝子(東京都写真美術館)
    • 「写真資料の保存環境分析」
  • 芳賀文絵(東北歴史博物館)
    • 「地方博物館での保存環境分析」
  • 全員
    • ディスカッション
  • 《生物生息調査》
    和髙智美(文化創造巧芸)
    • 生物生息調査分析システム・スモールパッケージ試作版の概略
  • 《総括・今後の展望》
    園田直子(国立民族学博物館)