こざね
1964~65年 44歳のころ
『知的生産の技術』(1969年)で紹介されている「文章の書きかた」に「こざね法」というのがあります。ひとつのテーマについて文章を書くとき、ばらばらに湧いてくる発想を順序かまわず、ひとつずつ小さな紙に書きつけます。単語でも句でも、短い文章でもいいです。それらを広い場所に並べてみます。そのなかから、つながりのあるものをすじがとおりそうな順番に並べようと提案しました。この小さな紙を「こざね(小札)」と呼び、この方法で文章作成することを「こざね法」と名づけました。
「こざね」とは、中世の鎧をつくっている小さな板のことです。
モノ情報カード
未使用の京大型カード