国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱく映画会

2016年1月24日(日)
新展示関連 映画で知る東南アジア「消えた画 クメール・ルージュの真実」
ゆったり東南アジア 春のみんぱくフォーラム2016 関連 

チラシダウンロード[PDF:2.11MB]

新しくなった東南アジア展示にちなんだ映画会を開催します。急速な経済発展の陰で現代の東南アジア社会がかかえる課題とその中で生きる人びとについて、映画を通じて理解を深めたいと思います。

  • 日 時:2016年1月24日(日) 13:30~16:00(開場13:00)
  • 場 所:国立民族学博物館 講堂
  • 定 員:450名(先着順)
      ※11:00から観覧券売場(本館2F)にて入場整理券を配布
  • 要展示観覧券(一般 420円)
  • 主 催:国立民族学博物館
 

ゆったり東南アジア―春のみんぱくフォーラム2016 みんぱく映画会「映画で知る東南アジア」

爸媽不在家 ILO ILO
イロイロ ぬくもりの記憶《第31回みんぱくワールドシネマ》
2013年/シンガポール/99分/中国語、英語、タガログ語/日本語字幕付き
[img] 【開催日時】2015年12月12日(土) 13:30~16:00(開場13:00)
【監督】アンソニー・チェン
【出演】コー・ジャールー、アンジェリ・バヤニ、ヤオ・ヤンヤン
【司会】菅瀬晶子(国立民族学博物館助教)
【解説】永田貴聖(国立民族学博物館機関研究員)
シンガポールで暮らす少年ジャールー。共働きの両親にかまってもらえず、寂しさから学校で問題を起こしていた。そんな時、フィリピン人のメイド、テレサが彼の家で働きはじめた。母親代わりに世話をやこうとするテレサに心を閉ざす少年。しかし、わが子を故郷に残して働く彼女もまた、寂しさを抱えていることを知る。東南アジア内部の経済格差を背景に出会ってしまったジャールーとテレサ。映画は1997年アジア通貨危機に見舞われたシンガポール社会を舞台に二人の心の交流を描きます。

☆ この映画は第31回みんぱくワールドシネマです。 詳しくはこちら


Laskar Pelangi / Rainbow Troops
虹の兵士たち
2008年/インドネシア/125分/インドネシア語/日本語、英語字幕付き
【開催日時】2016年1月10日(日) 13:30~16:30(開場13:00)
【監督】リリ・リザ
【出演】チュッ・ミニ、ズルファニ、フェルディアン
【司会】福岡正太(国立民族学博物館准教授)
【解説】福岡まどか(大阪大学准教授/国立民族学博物館共同研究員)
【協力】福岡市総合図書館 miles FILMS mizan PRODUCTIONS
「貧しい子どもにも学ぶ権利がある。」1974年、スマトラ島の東に浮かぶブリトゥン島で、廃校寸前のイスラム小学校に10人の生徒が入学した。校舎はオンボロで、立派な隣の小学校とは比べ物にならない。しかし、新任の女性教師に「虹の兵士たち」と名付けられた子どもたちは、豊かな個性を発揮し、成長していきます。

L'image manquante / The Missing Picture
消えた画 クメール・ルージュの真実
2013年/カンボジア=フランス合作/95分/フランス語/日本語字幕付き
[img] 【開催日時】2016年1月24日(日) 13:30~16:00(開場13:00)
【監督】リティ・パン
【ナレーション】ランダル・ドゥー
【司会】福岡正太(国立民族学博物館准教授)
【解説】サムアン・サム(国立民族学博物館外国人研究員)
1990年、リティ・パン監督は、朽ちかけた大量の映画フィルムを発見した。そこには、ポル・ポト率いるクメール・ルージュの宣伝映画が多く含まれていた。映画の中のポル・ポトの笑顔の裏で、虐殺や飢えの犠牲となった人びと。歴史の大波に飲み込まれながらも生き残った監督は、犠牲者が葬られた地の土と水で人形を作り、映像には残されていない彼ら1人1人の存在や体験を表現し、伝えようと試みます。
■お問い合せ先
国立民族学博物館 企画課博物館事業係
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
Tel: 06-6878-8210(土日祝を除く9:00~17:00)