館員の刊行物
- 音楽からインド社会を知る――弟子と調査者のはざま(フィールドワーク選書11) 2016年2月29日刊行
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寺田吉孝 著 臨川書店
出版物情報
- 出版社:臨川書店 出版社ホームページはこちら
- 定価:2,000円(税抜)
- ISBN:978−4−653−04241−9
- 判型・体裁:四六判並製
- 頁数:215頁
主題・内容
著者は、1980年代半ばより、南インドで音楽文化を調査してきた。本書では、音楽の実技や演奏の場への関心が、フィールドでの経験を通して、音楽の実践の背景となる社会関係へと移っていった過程を描写する。
おすすめのポイント(読者へのメッセージなど)
深遠なイメージをもつインドの古典音楽は、きわめて人間的な社会関係の中で伝承されてきました。音楽は社会から超越した存在ではないというあたりまえの事実を、具体的に知りたい方におすすめです。
目次
第一章 インド音楽との出会い
第二章 フィールドワークに向けて
第三章 古典音楽を習う
第四章 ナーガスワラムを習う
第五章 楽師を探して南へ
第六章 長期フィールドワークのあと
第七章 別れ