研究公演
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2008年5月11日(日)
今を生きるマリの語り部たち―変わりゆく悠久の調べと舞踊 -
2008年5月11日(日) 14:00~16:00(開場13:30)会場:国立民族学博物館 講堂司会・解説:三島禎子(民族社会研究部准教授)主催:国立民族学博物館13世紀から17世紀にかけて西アフリカで繁栄したマリ帝国は、ニジェール川流域にまたがる広大な地域を支配していました。その歴史を何百年も語り継いでいるのは「語り部」と呼ばれる身分の人びとです。語り部のなかの語り部と名高いザニ・ジャバテさんは、伝統的な役割を演じつつ、マリ国立舞踊団で活躍した経験をもつ、今日のスーパー・スターです。今回の公演では、ジャバテさんとその子供たちを中心に、語り部の伝統と現代を音楽と踊りをとおして楽しんでいただきます。
三島禎子(国立民族学博物館 民族社会研究部准教授)
西アフリカを拠点に離散と回帰を繰り返すソニンケ民族を対象に、アフリカからアジア各地で調査をおこないながら、商業と移動に関する歴史人類学的研究を展開している。ザニ・ジャバテ
1947年マリのニャレラにて語り部の家系に生まれる。スーパー・ジャタというバンドを率いるとともに、若いころからマリ国立民族舞踊団のメンバーとなり、近年は団長として世界中で公演を重ねてきた。シナリィ・ジャバテ
1977年生まれ。ザニの息子。スーパー・ジャタとともに、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパ各地で演奏を繰り広げたり、海外のアーティストと共演したりしている。マリ国立民族舞踊団でも太鼓やギターなどを担当する。スイスでは太鼓教室も開いている。2004年には伝統音楽のアルバムを発表した。ファトゥマタ・ジャバテ
1986年生まれ。ザニの娘。芸術祭にダンサーとして出演し、3度の入賞を果たした。現在は、アフリカ各国の歌手やグループと共演して、現代の人気ダンサーとしての地位を獲得しつつある。ダラマン・ジャバテ
マリの語り部の家系に生まれ、幼いころから太鼓に親しみ、とくにドゥンドゥンと呼ばれる大太鼓を得意とする。1989年にマリ国立民族舞踊団に入団し、ソリストとして活躍するとともに、パーカッション・チームのリーダを務めた経験をもち、現在は東京を拠点として活動を続けている。大久保潤(MOHATA JAPAN)
ギニアやマリにおいて太鼓のワークショップに定期的に参加し自らの技を磨きつつ、現地のアーティストの来日をサポートしている。石原亮(MOHATA JAPAN)
ギニアとマリで修業を重ねたアーティスト。定員:450名
参加料:無料(ただし、特別展・常設展をご覧になる方は観覧料が必要です。)
※本公演は申込み締切日を過ぎましたので、受付を終了いたします。
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