国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱく映画会

2007年11月4日(日)
クラ―西太平洋の遠洋航海者 / 同時講演 「すばらしい世界旅行」から始まった民族誌映画
 開館30周年記念特別展「オセアニア大航海展―ヴァカ モアナ、海の人類大移動」関連

  • 日 時:2007年11月4日(日) 13:30~16:00(開場13:00)
  • 場 所:国立民族学博物館 講堂
  • 同時講演:市岡康子(日本映像カルチャーセンター常務理事)
  • 解説:飯田卓(国立民族学博物館研究戦略センター助教)
  • 定 員:450名(先着順、申し込み不要
  • 参加料:無料(ただし、特別展・常設展をごらんになる方は、別途観覧料が必要です。)
  • 協 力:日本映像カルチャーセンター
  • 主 催:国立民族学博物館
 

上映作品

「クラ―西太平洋の遠洋航海者」(1971年 16mmカラーフィルム 66分18秒)
制作:牛山純一(プロデューサー)、市岡康子(ディレクター)
テレビ放映:1971年10月24日、31日、11月7日
この作品は、1966年から1990年に放映されたテレビ番組「すばらしい世界旅行」のために制作されたものです。このシリーズは、世界各地の民族文化を紹介し、日本人の目を世界に向けさせました。そして、1971年に制作・放映された「クラ」は、2年後にシカゴで開かれた国際学会で上映され、日本における民族誌映画の水準を世界に示しました。
それから三十余年。あらためてこの作品を見直し、映像メディアや異文化理解をめぐる世界の変化を考えたいと思います。

 

同時講演

市岡康子(日本映像カルチャーセンター常務理事)
東京都立大学人文学部卒業。1962年に日本テレビに入社し、「ノンフィクション劇場」「すばらしい世界旅行」などのドキュメンタリー番組の制作を担当。1972年、日本映像記録センターの設立に参加、引き続き「すばらしい世界旅行」の制作にあたり、アジア太平洋を専門のフィールドに、この地域の人びとの生活や文化を克明に記録した。

解説

飯田卓(国立民族学博物館研究戦略センター助教)
日本、マレーシア、マダガスカル、モザンビークなどにおいて、海と深く関わった暮らしについて調査してきた。近年は、マスメディアと学術活動の関わりについても研究し、独自のフィールドワーク論を構想している。

お問い合わせ先

国立民族学博物館 企画連携係
〒565-8511 吹田市千里万博公園10-1
Tel: 06-6876-2151