国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱく映画会

2005年11月12日(土)
インド映画祭「モンスーン・ウェディング」
特別展「インド サリーの世界」関連

2005年11月12日(土)13日(日)23日(水・祝)26日(土)27日(日)

  • 場 所:国立民族学博物館 講堂
  • 解 説:杉本良男(国立民族学博物館 先端人類科学研究部教授)
  • 主 催:国立民族学博物館
  • 協 力:Madras Talkies Dharma Production、福岡市総合図書館メディア・スーツ オフィスサンマルサン、アジア映画社東京国際映画祭チャンネルアジア

本映画祭では、特別展「インド サリーの世界」に関連して、現代インドの華麗でゴージャスなファッションに彩られたファミリー・ドラマ2作と、インド映画界を代表する監督マニ・ラトナムの作品3作の計5作を、日本語字幕付きでご紹介します。マニ・ラトナムの記念碑的な作品「ロージャー」「頬にキス」は、大阪では一般公開されていない作品であり、今回福岡市総合図書館のご協力により、上映が実現しました。

 

11月12日(土) 13:30~16:00(開場13:00)
「モンスーン・ウェディング」 Monsoon Wedding (2001年/114分)
監督/ミラ・ナイール 出演/ナシルディン・シャー、リレット・ドゥベー
ニューデリーの中流一家が、一人娘の結婚式を盛大に終えるまでの4日間を追った群像ドラマ。
世界中から集まった親戚や、式を仕切るウェディング・プランナーなど、様々な人々の間で持ち上がる悲喜こもごものドラマを、女流監督が温かいまなざしで掬い取っていく。2001年ベネチア国際映画祭金獅子賞(グランプリ)受賞作。

 

マニ・ラトナム監督 プロフィール
観客の興味を最後まで引きつけてやまない豊かな娯楽性と、一般大衆に対するアクチュアルな問題提起。この両者を絶妙なさじ加減でブレンドするマニ・ラトナムの映像世界は、まさにインドが世界に誇るべき”至宝”だ。
1956年にタミルナードゥ州マドラス(現チェンナイ)で生まれ、マドラス大学卒業後、ボンベイ(現ムンバイ)の名門バジャージ経営研究所で経営学を学ぶ。83年にカンナダ映画「Pallavi Anu Pallavi」で監督デビューを果たし、86年の「沈黙の旋律(ラーガ)」、翌年のインド版”ゴッドファーザー”「顔役」(米「TIME」誌の映画史上ベスト100に選出)で、その異才ぶりに大きな注目が集まる。
その後、インド全土で封切られた「ロージャー」('93)と「ボンベイ」('95)が、興行的にも批評的にも大成功を収め、名実共に現代インド映画を代表する巨匠となる。
最新作は、98年の「ディル・セ心から」に続くボリウッド(ヒンディ語映画界)進出第2作「YUVA」と、そのタミル語版「Aayitha Ezhuthu」(共に'04)。


定員 450名(先着順)

 

参加要領
映画会は申し込み不要、参加無料です。
ただし、特別展・常設展の観覧には別途、観覧料が必要です。

問い合わせ先
〒565-8511 吹田市千里万博公園10-1
国立民族学博物館 企画連携係(電話06-6876-2151)