みんぱっく アンデスの玉手箱 ― ペルー南高地の祭りと生活
楽器〈タルカ〉
クスコ/ペルー
一本の木をくりぬき、そこに6つの指穴をあけた笛で、音がだしやすい。長さの異なるタルカがあり、いずれも、太く、力強い音がでる。これらを組み合わせて、ふつう数人から十数人の編成で太鼓を伴奏に演奏する。
關先生からのひとこと
タルカは、ボリビア高地の農村で使われる楽器です。9~10月頃、農作業のシーズンに入る直前に開かれる祭りで演奏されることが多いようです。長さや太さの違うものを、大勢で吹きます。演奏するのは、男性だけです。学校で教えることもありますが、ふつう、村の人々から習います。
参照資料
図録『アンデス文明』 p.175
図録『ラテンアメリカの音楽と楽器』 p.80
季刊民族学ファイル ~アンデス楽器の旅
モノ情報カード
楽器〈タルカ〉