みんぱっく アンデスの玉手箱 ― ペルー南高地の祭りと生活
楽器〈グイロ(ケチュア語)〉
クスコ/ペルー
ひょうたん・竹・木・骨などに刻み目をいれ、棒でひっかいて鳴らす楽器。グイロまたはギローといえば御存じの方も多いかもしれない。おろし金や洗濯板から、ときには家のとびらまで使ってしまう。何でも楽器にしてしまうラテン・アメリカの人々の本領が発揮されている。
關先生からのひとこと
グイロは、もともとアフリカより移り住んだ人々が生みだしたリズム楽器です。貧しかった移民たちは、身近な生活用具などを楽器にしていました。
演奏方法
利き手に棒を持ち、反対の手で本体を支えます。
取扱注意
鳴らすための棒は、袋のポケットに入っています。
使ったあとは必ず、もとのポケットに戻してください。
参照資料
図録『ラテン・アメリカの音楽と楽器』 p.22、p.27、p.62、p.70、p.100、p.101
季刊民族学ファイル ~アンデス楽器の旅
モノ情報カード
楽器〈グイロ〉