みんぱっく アイヌ文化にであう2―樹皮からつくる着物
『さわってみよう! ーシナノキからできる布』
北海道/日本
北海道だけでなく、本州でも同じように樹皮で作った布があります。新潟県と山形県の県境の雪深い羽越国境で織られるシナ布です。
科木(しなのき)は北海道・東北をはじめ日本海に面した山間部に多く自生するシナノキ科の落葉高木です。
オヒョウと同じく内皮の繊維を糸にして布を織り、衣服などを仕立てます。
佐々木先生からのひとこと
シナ布は科布、級布とも書き、別名マダ布などともいいます。
作り方はアツトゥシと似ていますが、糠に漬けてさらすなど独特の製法があります。調べてみよう!
参照資料
『アイヌ生活文化再現マニュアル:織る【樹皮衣】』
『アイヌ文化の基礎知識』 p.76~97
『アイヌ民族:歴史と現在 小学生用』 p.8、9
『アイヌの人たちとともに』 p.22、23
『パイエアンロ』 p.8
『アコロイタク』
『アイヌ語で自然かんさつ図鑑』 p.39
モノ情報カード
『さわってみよう! ーシナノキからできる布』