国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

民博通信

『民博通信』は、本館において現在計画中、および進行中の研究について、その学術的な特色、独創的な点、期待される成果などを、研究者を中心に広く発信するのが目的です。使用言語は、日本語です。年4回発行。

お問い合わせは、国立民族学博物館 編集室まで。
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
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2005 No.108

特集 文化遺産とミュージアム
2005年3月31日発行

バックナンバー

目次

特集 文化遺産とミュージアム
責任編集 吉田憲司
今、文化遺産にあらためて熱い目が注がれている。この世界的な関心のたかまりは、文化遺産が、グローバル化の只中にある人びとのアイデンティティの核として認識され、その活用の可能性が追求されはじめたことと深く結びついている。 文化遺産が、活用を前提とした「文化資源」として見直されているといってもよい。文化遺産をめぐるこのような動きにともなってミュージアム(博物館・美術館)にもまた、新たな役割が求められている。
有形・無形文化遺産とミュージアム─ユネスコにおける無形文化遺産保護条約採択を機に
文・写真 吉田憲司
未来の相続者は誰なのか?─文化財と文化遺産
文・写真 木下直之
「世界遺産」という語りのしかけ─脱臭される世界
文 川口幸也
無形文化遺産としての音楽の継承
文・写真 福岡正太
エコミュージアムからオープンラボへ─世界遺産都市の生態学的継承に向けた試論
文・写真 山村高淑
故宮博物院における「フォルモサ展」─台湾における歴史認識の変化と文化遺産
文・写真 野林厚志
文化遺産の創造と継承─ンデベレの壁画と博物館
文・写真 亀井哲也
有形文化遺産の保存と活用
文 園田直子
リーディング・ガイド
プロジェクト
マヤ文字研究の未来に向けて
各個研究:マヤ文字の動詞の言語学的研究
文・写真 八杉佳穂
食料の安全保障とは
各個研究:サトイモの民族学 ―民族学的および考古学的アプローチ
文 ピーター・J・マシウス
資料と情報
トルコのEU加盟
文 松原正毅
ほん
笹原亮二著
『三匹獅子舞の研究』
評者 鵜飼正樹
田辺繁治著
『生き方の人類学―実践とは何か』
評者 箭内匡
民博の研究刊行物
ひと
オラディン・エルデン・ボラグさん
紹介者 島村一平
紀行
エストニアの欧州懐疑主義の正体
文・写真 小森宏美
ニュース
視座
情報資源とコモンズ
文 久保正敏

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