国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱっく モンゴル―草原のかおりをたのしむ

 
ぱっくの種類
モンゴル 草原のかおりをたのしむ
香<アルツ>a
相撲用衣装<ゾドグ/ショーダグ>
a 相撲用上衣〈ゾドグ〉 b 相撲用パンツ〈ショーダグ〉
ウランバートル/モンゴル

大地が萌える毎年7月に全国各地で開かれるのが、「ナーダム(Наадам)」と呼ばれる祭りです。ナーダムとは「遊び」を意味し、競馬、相撲、射弓などの競技が行われます。

■競馬(モリ・オラルダーン)
競馬は5歳から13歳くらいの子ども達が騎手をつとめ、ウマの年齢によって15km~28kmを駆け抜けます。

■相撲(ブフ・バリルダハ)
モンゴル相撲には土俵がなく、肘や膝、頭、背中などが地面につくと負けとなりますが、地面に手をついたくらいでは負けにならないため、試合が何時間にもおよぶことがあります。豊富な技の数々は、家畜を捕まえたり転がしたりする遊牧生活の中で編み出されたといわれます。

■弓(ソル・ハルワハ)
老若男女が参加する射弓では、75m(男子)、65m(女子)先の的をより多く射落とした人が勝ちとなります。シラカバの樹皮を編んで作ったコップ型のパーツを並べたものが的となります。

([参考文献]野沢延行 1991『モンゴルの馬と遊牧民—大草原の生活誌』原書房、吉田忠正著・小長谷有紀監修 2007『体験取材!世界の国ぐに―13 モンゴル』ポプラ社)

参照資料

『暮らしがわかるアジア読本—モンゴル』 p.178~185
『季刊民族学』 No.85 p.58、No.54 p.57

モノ情報カード

相撲用衣装

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