みんぱっく モンゴル―草原のかおりをたのしむ
馬用の道具
a 馬用汗取りべら〈ホソール〉
b むち〈タショール〉
c 足かせ〈チュドゥル〉
d はみ〈ハザール〉
a 馬用汗取りべら〈ホソール〉
b むち〈タショール〉
c 足かせ〈チュドゥル〉
d はみ〈ハザール〉
アルハンガイ県 ツェツェルノグ市/モンゴル
ホソールは、ウマを飼っていれば必ずある道具です。普段はゲルの梁にはさんでおかれます。ホソールをウマの体に押しあてながら沿わせ、すくい取った汗を振り落すようにして使います。汗を拭かずにおくと、体が冷えて熱を出すだけでなく、鞍のあたる部分が炎症をおこして傷になり、ウマが使えなくなってしまうため、手入れはしっかり行います。ホソールにはさまざまな木が使われますが加工しやすいヤナギが好まれ、持ち手の部分の穴には、ハダクと呼ばれる青色の絹布を巻きつけていることが多いです。
([参考文献]野沢延行 1991『モンゴルの馬と遊牧民—大草原の生活誌』原書房)
参照資料
『暮らしがわかるアジア読本—モンゴル』 p.178~185
『草原の遊牧文明』 p.61、93
『季刊民族学』 No.49 p.23~33、No.78 p.64~65
モノ情報カード
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