• 2000年8月18日（金）～8月20日（日）
• 解　説：エレーヌ・S・シャルノーブ（アメリカ自然史博物館マーガレット・ミード映画祭局長）
• 司　会：大森康宏（国立民族学博物館教授）

人類学者故マーガレット・ミードが提唱し、1997年から毎年開催されている映画祭では、世界中からあつまった民族学、文化人類学に関する映画が1週間にわたって上映されます。このなかからすぐれた作品を選び上映。

8月20日（日）13：00～17：00（12：30開場）

村に入ったビデオカメラ2〈テレビの精霊〉1990年/ブラジル・アマゾン/18分
Video in the Villages : Program 2●The Spirit of TV / Vincent Carelli. 1990. 18 min. (Brazilian Amazon)
伝統を守り、次世代に伝えていくツール、民族間での結束をはかるためのツールとしてのビデオやテレビの有用性について先住民が語る。

村に入ったビデオカメラ2〈祖先・ゾ族に会って〉1993年/ブラジル・アマゾン/22分
Video in the Villages : Program 2●Meeting Ancestors : The Zo'e / Vincent Carelli. 1993. 22 min. (Brazilian Amazon)
知られざるアマゾンの先住民ゾ族の伝統、神話、儀式がワイワイ族の首長によって語られる。

〈もし私がインディアンだったら〉1995年/カナダ・チェコ/80分
If Only I Were an Indian / John Paskievich. 1995. 80 min. (Canada / Czech Republic)
カナダの老人3人がチェコへ旅する。そこで自らをインディアンと称し、19世紀のアメリカ先住民の文化そのままに生活するチェコ人コミュニティーに出会う。

〈仮面の亀裂〉1997年/トレス海峡諸島、ドイツ、英国、スイス/58分
Cracks in the Mask / Frances Calvert. 1997. 58 min. (Torres Strait Island / Germany / U.K. / Swetzerland)
トレス海峡諸島出身の歴史家がヨーロッパの人類学博物館に出向き、収蔵品のなかに彼の島の工芸品を見つける。民族の文化遺産と博物館の関係を問い直す。