みんぱく映画会
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2000年9月17日(日)
フランス・パリ人類博物館民族誌映画祭特集上映会「チベットの塩商人」「ベーグル パン屋の一日」「ストラット」 -
特別展「進化する映像―影絵からマルチメディアへの民族学」関連
- 2000年9月15日(金)~9月17日(日)
- 解 説:フランソワーズ・フコー(フランス人類博物館民族誌映画委員会主任)
- 司 会:大森康宏(国立民族学博物館教授)
フランス映画の歴史に残るシネマ・ヴェリテの騎手であるジャン・ルージュが1960年代民族誌映画協会を創立した。その後1980年になると映画大会を開催し、若手の映像作家の育成につとめている。過去開催された19回の映画大会参加作品の中から、創意ある作品を上映。
9月17日(日) 13:00~17:00(12:30開場)
〈チベットの塩商人〉1997年/チベット(中国)/110分
THE SALTMEN OF TIBET / Ulrike Koch
チベット北部の遊牧民のSalt Lakes(塩の湖)への伝統的なキャラバン。100頭以上のヤクを使って彼らにとっての「白い金」を故郷に持ち帰る。伝統を守りながらもテクノロジーの発達に迫られてゆく。〈ベーグル パン屋の一日〉1992年/ロンドン(イギリス)/9分40秒
BEIGELS ALREADY / Debbie Shutter
ロンドン・イーストエンドにあるベーグル(パンの一種)店の24時間。民族、階級にまたがるベーグル嗜好、ロンドンの国際性を示した良い例。〈ストラット〉1985年/イル・ド・フランス地方(フランス)/20分
STOLAT / Bike JOHNSTONE, Martin MADEN, Pengau NENGO
パプアニューギニアの映画学生達が80歳のポーランド人男性を通し現代社会に暮らすフランスの老年層を描く。