みんぱく映画会
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2000年10月22日(日)
山形国際ドキュメンタリー映画祭特集上映会「不在の心象」「イラン式離婚狂想曲」 -
特別展「進化する映像―影絵からマルチメディアへの民族学」関連
- 2000年10月20日(金)~10月22日(日)
- 解 説:村山匡一郎(映画評論家)
- 司 会:大森康宏(国立民族学博物館教授)
この映画祭は、歴史という時間の流れを映像によって断面に切り取り、さまざまな人々の生きざまを見ようとするものである。1987年から2年ごとに開催されている。これまでの参加作品の中から、代表的な作品を選んで上映。
10月22日(日) 13:00~17:00(12:30開場)
〈不在の心象〉1998年/監督:ヘルマン・クラル(ドイツ)/アルゼンチン/89分
Images of the Absense / 大賞
ヘルマン・クラル監督は、幼いときに父親の長い不在と両親の別居を体験した。故国アルゼンチン・ブエノスアイレスに別れた両親、祖母をたずね、自己認識への旅を始める。〈イラン式離婚狂想曲〉1998年/キム・ロンジノット(イギリス)、ジバ・ミル=ホセイニ(イラン)/80分
Divorce Iranian Style / FIPRESCI賞
女性は自由意志による離婚の権利が認められないイランでは、“妻”が離婚を申し立てるために、人生のすべてを賭けざるをえない。差別の深淵から自由の意味を問う。