みんぱく映画会
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2009年8月3日(月)
キリクと魔女 -
新展示フォーラム「みんぱくフォーラム09夏―生まれかわったアフリカ展示」関連
国立民族学博物館では、2009年から展示場のリニューアルを始めています。地球規模で急速に変化する時代を、共に生きる人びとの、暮らしをリアルに伝えたい!そんな研究者の思いを込めて、「アフリカ展示」と「西アジア」展示を大胆に一新しました。「みんぱくフォーラム09夏」では、新しく生まれ変わったアフリカ展示に関連する催し物が次々と続きます。2009年の夏はみんぱくで、アフリカの風を感じてください。期間中、夏休み親子映画会としてアニメーション「キリクと魔女」(日本語吹替版)を上映します。アフリカを舞台に、小さいキリクが愛と勇気で立ち向かう冒険を楽しみながら、親子やお友達と一緒に、人びとが平和に共生する社会のあり方を考えてみませんか。
- 日 時:2009年8月3日(月) 13:30~15:15(開場13:00)
- 場 所:国立民族学博物館 講堂
- 解 説:川口幸也(国立民族学博物館 文化資源研究センター准教授)
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定 員:450名
整理番号順にご入場いただきます。
整理券は10:00より講堂入口にて配布いたします。
事前申込は不要です。 - 参加料:無料(ただし、特別展・常設展をごらんになる方は、別途観覧料が必要です。)
- 主 催:国立民族学博物館
- [チラシダウンロード:2.4MB(PDF)]
上映作品
「キリクと魔女」
(製作:フランス映画 1998年 日本語吹替版アニメーション71分)
監督:ミッシェル・オスロ
音楽:ユッスー・ンドゥール
日本語版翻訳・演出:高畑勲
声優:浅野温子、神木隆之介映画解説
魔女に呪いをかけられたアフリカの村で、母親の胎内から自分の意思で生まれた小さいキリクは、「なぜ?どうして?」を解決するために冒険の旅に出る。次々と襲いかかる困難に、彼は知恵と勇気とバイタリティで立ち向かっていく。シンプルで色彩豊かな美しい映像、ユーモアとちょっぴりの毒と心地よいアフリカ音楽で、大人も楽しめる、フランス・アニメーションの鬼才ミシェル・オスロ監督の長編デビュー作。あのスタジオジブリが日本に紹介する世界のアニメーションの第一弾となった。人類発祥の地ならではのエネルギーと、子どもがもつ無限の可能性を秘めた“小さな救世主”に明るい未来を託したくなる、愛と赦しの物語。
それぞれに描かれたアフリカ
国立民族学博物館(みんぱく)の常設展示のアフリカ部門が、このたび、開館以来30年以上を経てあらたに生まれかわりました。新しい展示場では、「歴史を掘り起こす」、「働く」、「憩う」、「装う」、「祈る」、「アフリカのいま」の六つのセクションに分けて、アフリカの豊かな歴史と、それに根差しつつ多様ないまを生きている人びとの暮らしを、モノや写真、映像を通して具体的に紹介しています。人間が働き、憩い、装い、祈るときの道具立てや表情、しぐさ。そこに、さまざまな喜びや悩みを抱えながら、人とのつながりの中に安らぎを見出し、人生を前向きに生きようとしているアフリカの人びとの姿を見ることができます。
アニメ映画「キリクと魔女」の原作、制作、監督を一人でこなしたフランス人ミシェル・オスロは、西アフリカのギニアで子ども時代を送り、そのときの体験がこの作品のベースになっています。また、音楽を担当しているユッスー・ンドゥールは現代セネガルを代表するポップ・ミュージックのスターです。
二人の映像と音楽で描かれた神話的なアフリカ。みんぱくの展示で描かれているアフリカの歴史と現在、あるいはテレビや新聞で描かれているアフリカ、アフリカ。それぞれの多彩なアフリカを自分の目で見て、自分なりのアフリカを思い描く手がかりとしていただければと思います。「みんぱくフォーラム09夏 生まれかわったアフリカ展示」 関連イベント
- 8月3日(月)~8月23日(日) クイズ「みんぱQ アフリカ編」
- 8月13日(木) ギャラリー・トーク「アフリカの音の世界 親指ピアノとマリンバ」
- 8月14日(金) ギャラリー・トーク「コートジボワール人陶芸家が見た新しいアフリカ展示」
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8月22日(土) コンサート「アフリカン・パーカション セネガル・サバールの響き」
<23日(日)は関西テレビ放送なんでもアリーナで開催します> - 8月23日(日) ウイークエンド・サロン「新しいアフリカ展示ができるまで」
お問い合わせ先
国立民族学博物館 企画連携係
〒565-8511 吹田市千里万博公園10-1
Tel: 06-6876-2151(平日9時~17時)