ネパールのカトマンドゥ盆地に暮らしてきたネワール人。その仏教僧侶カーストであるヴァジュラチャルヤは、修行のひとつとしてチャルヤーという舞踊を伝えてきました。動くヨーガともいわれるチャルヤーは、自己と宇宙（コスモス）を体感し、仏に近づく手段ですが、見る者にはまるで動く仏像のようです。解説をまじえてチャルヤーの奥義を紹介します。

プログラム

◆ 関連ワークショップ「ネワール仏教舞踊チャルヤーへのいざない」

• 挨拶　南真木人
• デモンストレーション　P.R. ヴァジュラチャルヤ
• ワークショップ　P.R. ヴァジュラチャルヤ、岡本有子

◆ 研究公演「ネパールのネワール仏教舞踊チャルヤー」

• 公演１　P.R．ヴァジュラチャルヤ
• はじめに「ネパールとネワール人」　南真木人
• 講演１「ネワール仏教」　 立川武蔵
• 講演２「ネワール仏教舞踊チャルヤー」　岡本有子
• 公演２　P.R．ヴァジュラチャルヤ、岡本有子

出演

プラジョワール・ラトナ・ヴァジュラチャルヤ（Dance Mandal［ダンスマンダラ］主宰）
Prajwal Ratna Vajracharya
1969年カトマンドゥ生まれ。ネワール仏教僧侶、チャルヤー舞踊家。米国に在住し、チャルヤー舞踊集団Dance Mandal主宰。欧米やアジア各地に弟子を持ち、世界各地でチャルヤーの公演と指導、普及にあたる。

岡本有子（和光大学非常勤講師／ネパール舞踊家）
1996年、トリブバン大学パドマ・カンニャ校舞踊・音楽科留学。プラジョワールの父、故ラトナカジ・ヴァジュラチャルヤに師事し、チャルヤーを習得。国内外で公演と指導に従事。

司会

南真木人（国立民族学博物館准教授）
1961年札幌生まれ。筑波大学にて学術修士。専門は人類学。共編著に『現代ネパールの政治と社会』（明石書店、2015年）など。

解説

立川武蔵（国立民族学博物館名誉教授）
1942年名古屋生まれ。名古屋大学およびハーバード大学大学院にて博士号取得。専門は仏教学、インド学。著書に『女神たちのインド』（せりか書房）、『はじめてのインド哲学』（講談社）など多数。

申込方法

∽ 研究公演およびワークショップ参加についてのお願い ∽

多くの方にご参加いただくため、お申込は、研究公演（4月19日）もしくは関連ワークショップ（4月18日）のどちらか一方をお選びください。

研究公演／ワークショップに参加ご希望の方は、下記1～3を明記の上、EメールまたはFAXにてお申込ください。
1．参加者名（代表者）、参加人数（1件につき2名まで）、年齢（任意）
2．住所、電話番号、FAX番号（FAXでお申込の場合）
3．参加希望日（4月18日または4月19日） ※4/19分は定員に達しましたので申込受付を終了しました。
※定員に達し次第、受付終了とさせていただきます。
※参加の可否については、Eメール、またはFAXにてご連絡いたします。
※お申込いただいた方の個人情報は、当研究公演にのみ使用します。

【宛先】
国立民族学博物館　企画課　博物館事業係
Eメール：kkikaku@idc.minpaku.ac.jp
FAX：06-6878-8242

【申込締切】
4月16日（木）必着