国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

特別展「アチック・ミューゼアム・コレクション」

 

これは、なんだろう? の答え

あなたはいくつわかりました?


問題1の答え
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目簾(めすだれ)
日ざしや雪中の反射光から眼をまもる遮光器(サングラス)。新潟県の桑取谷で昭和10(1935)年2月15日に収集されたこの資料は、敬三たちが桑取谷西横山の岩片白銅宅に宿泊して「嫁叩き」やトンドなどの小正月行事を見学したときに入手したものです。

問題2の答え
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捨て木
用便後にお尻を拭いました。つまりトイレットペーパーですが、昔は紙が貴重品だったのです。歌人で国文学者、民俗学者でもあった折口信夫(釈迢空)が静岡県下で採集したものです。

問題3の答え
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がんどう
懐中電灯の役割をはたしました。どんな角度に傾けても常に蝋燭が直立するように、燭台の仕掛けが工夫されています。

問題4の答え
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脛当(すねあて)
脛を覆うプロテクターですが、割竹製は珍しく、よほど荒仕事に使われたのかと思われます。福知山市(京都府)近郊で同人の礒貝勇が採集したものです。

問題5の答え
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わら製のつと(苞)
首から掛ける弁当容器です。但馬地方(兵庫県)で使われていました。兵庫県の民俗学草創期に活躍した太田陸郎が採集したもので、採集記録には、中に包んだご飯をつかみだして食べるのだと書いてありました。

問題6の答え
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巻輪
今ではすっかり見られなくなりましたが、日本でも昔は頭上運搬の習慣がありました。巻輪は女性が頭の上に荷物籠や魚盥、柴薪などを載せて運ぶ時に、滑らないように使いました。苦痛をやわらげるクッションの役割もはたしました。

問題7の答え
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ツンネ
口之島の子どもたちが、地面に投げ刺して陣取り遊びをしたものです。

問題8の答え
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揺り籠
赤ちゃんをのせて寝かせました。宝島で使われていたものです。

問題9の答え
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マドリ
豆の脱穀に使います。股木になっていて、適度にソリのある枝を選んでつくります。

問題10の答え
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塩籠といいます。昔の塩は苦汁(塩化マグネシウム)が多く、空気中の湿気をよく吸収してベットリとなる(潮解といいます)ので、常に水分を切るためにこのような塩籠に入れておきました。底がとがっているのは、水切りに都合がいいからです。