コレクション展示「中国・雲南の絞り藍染め ─ 大理ペー族の村から」
藍染めは古代からひろく世界各地でおこなわれてきた、染色の技法である。日本には中国大陸から伝わったと言われ、江戸時代になって木綿の普及とともに大きく発展した。日本の風土になじんだ藍染めは、私たちの美意識に強く響いてくる何かを秘めているように思われる。
中国の西南部、雲南省大理市【だいり】にも藍の美を育んできた人々がいる。手仕事の「絞り」の技と藍染めが、美しい布を生み出す。絞り藍染めの村、周城【しゅうじょう】に住む人々は、ペー族(白族)と呼ばれる中国の少数民族である。大勢の村の女性たちが糸と針を手に、毎日、木綿地を絞る作業に追われている。
第1回コレクション展示は、周城で収集した絞り藍染めの布など約150点を展示し、海抜2,000メートルに位置する村で展開してきた絞り藍染めを、その技法、歴史、人々の生活とのつながりとともに紹介する。
中国の西南部、雲南省大理市【だいり】にも藍の美を育んできた人々がいる。手仕事の「絞り」の技と藍染めが、美しい布を生み出す。絞り藍染めの村、周城【しゅうじょう】に住む人々は、ペー族(白族)と呼ばれる中国の少数民族である。大勢の村の女性たちが糸と針を手に、毎日、木綿地を絞る作業に追われている。
第1回コレクション展示は、周城で収集した絞り藍染めの布など約150点を展示し、海抜2,000メートルに位置する村で展開してきた絞り藍染めを、その技法、歴史、人々の生活とのつながりとともに紹介する。
展示担当:横山廣子(国立民族学博物館研究部)
展示場所:本館展示場・新着資料展示コーナー