館員の刊行物
- あふりこ――フィクションの重奏遍在するアフリカ 2019年11月15日刊行
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川瀬慈(著)
新曜社
出版物情報
- 出版社:新曜社 出版社ホームページはこちら
- 定価:2,400円(税抜)
- ISBN:978-4788516540
- 判型:A5判
- 頁数:344頁
主題・内容
エチオピア、カメルーン、べナン、カーボベルデ等、アフリカにおいてフィールドワークを行う人類学者5名による小説集。小説という語り口からたちあがる芸術・映像人類学の新たな境地。
おすすめのポイント(読者へのメッセージなど)
アフリカ各地の「物語」をフィールドワークし、色・光・音・匂い・静寂・気配を描きながら、現実と歴史を多層化させ、世界の息遣いと知的可能性に大胆に迫る。川瀬ほか気鋭の人類学者4名(村津蘭/ふくだぺろ/矢野原佑史/青木敬)が拓く芸術・映像人類学の革新的かつ流麗にしてデモーニッシュな地平。写真多数収録。「アフリカを対象に研究を行う人類学者による物語の試み、イマジネーションとの共犯、フィクションの重奏。本書を通して、地図上のアフリカとは異なる、新たな世界をたちあがらせ、そこに生命を吹き込んでみせよう。その世界の脈動は、今、ここにたしかに存在するのである」(本文より)。ブックデザインは鬼才、祖父江慎(Cozfish)が担当。
目次
歌に震えて 川瀬慈
太陽を喰う/夜を喰う 村津蘭
あふりか!わんだふる! ふくだぺろ
バッファロー・ソルジャー・ラプソディー 矢野原佑史
クレチェウの故郷 青木敬
ハラールの残響 川瀬慈
結びにかえて