国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館員の刊行物

叡智の鳥  2021年1月9日刊行

川瀬慈(著)

インスクリプト

出版物情報

主題・内容

アジスアベバ、伊江島、読谷村、直島、吹田、フランクフルト、マンチェスター、ストリートから、街の片隅から、森の奥から、悲惨を刻む世界の底から、言葉が、祈りが立ち上がる。映像人類学者による詩・随筆集。

おすすめのポイント(読者へのメッセージなど)

著者はこの数年、人類学のフィールドワーカーとしての立場から現代詩や文芸の世界への参入を試み、様々な語りのモードにおける、調査地での経験の共有の在り方を模索してきました。
本書は、2018年から2020年の間に『新潮』『翼の王国』『Subsequence Magazine』等の雑誌や文芸誌において発表してきた詩、随筆、創作文をまとめました。

目次

 

叡智の鳥

 

 

ドンチョ靴磨きの少年とベル

 

 

 

 

天女の歌に誘われて

 

 

太陽の場所

 

 

光のモノガタリ

 

 

歌の精

 

 

潜れ! 世界が乱れ咲くまで

 

 

ハラールの夢想

 

 

バー・マレブ

 

 

ストリートはどこまでものびていく

 

 

くろうたどりのさえずりに

 

 

 

あとがき

 

 

 

初出