研究公演
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1998年8月25日(火)
ブータンの民族音楽―ヒマラヤからの調べ -
特別展「大モンゴル展―草原の遊牧文明」関連
- 1998年8月25日(火)
- 14:00開演(13:00開場)
- 出 演:タシ・ネンチャ
- 解 説:栗田靖之(国立民族学博物館 民族学研究部教授)
国立民族学博物館研究公演として、国際交流基金・外国文化紹介事業による「ブータンの民族音楽-ヒマラヤからの調べ-」を紹介します。
ブータンの音楽には二つの流れがあります。
一つは仏教音楽としての起源を持つもので、この流れの中には、仮面を付けて仏教の説話を説く仮面舞踏があります。毎年ゾンと呼ばれるお城の中庭で演じられるものが有名です。
もう一つは、農民の間に受け継がれている豊かな伝統音楽です。
今回ブータンからの演奏家グループ、タシ・ネンチャは、それらの音楽に加えて、北方のラヤップ、東方のブロックパなど、今日までほとんど知られていない少数民族の音楽も紹介します。
ブータンの民族音楽は、澄みきったヒマラヤの山中に響きわたり、一度聞いた者の心に忘れがたい印象を植えつけます。