研究公演
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2019年3月2日(土)
薫り立つインド宮廷の華―弦楽器サロードの至芸 -
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サロードは、現在の北インド古典音楽に欠かせない弦楽器の一つで、ムガル帝国の時代に北西インドに持ち込まれたアフガニスタンの弦楽器ラバーブをもとに18世紀末から19世紀前半頃に考案された楽器です。その後、北インド各地に広まり数多くのガラーナー(流派)が生まれました。本公演では、ラバーブの演奏スタイルを最も色濃く残す流派の家元であるイルファーン・ムハンマド・ハーン氏をお招きします。この流派が伝承してきた伝統的なサロード演奏をお楽しみください。
- 日 時:2019年3月2日(土)13:30~16:00(開場 12:50)
- 場 所:ホテル阪急エキスポパーク
多目的ホール(オービットホール)
〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園1-5※館外での開催となります。ご注意ください。 - 定 員:400名
- 参加費:無料/要事前申込
※1通につき2名まで申込み可能
※申込締切・・・2月8日(金)17:00まで
申込受付は終了いたしました。 - 主 催:国立民族学博物館
出演者プロフィール
イルファーン・ムハンマド・ハーンサロード
Irfan Muhammad Khan
1954年生まれ。サロード演奏で最も伝統的な流派の一つラクナウ・シャージャハーンプル・ガラーナーの家元である。祖父サカーワト・フセイン・ハーン(1875~1955)は北インド古典音楽の教育機関として権威のあるバートカーンデー音楽大学の初代サロード科の教授であり、自身も著名な演奏家であった。父のウマール・ハーン(1916~1982)も優れたサロード奏者であり、イルファーン氏は父と叔父でシタール奏者のイリヤース・ハーンから薫陶を受けた。
スバジット・ブラーマチャーリタブラー(太鼓)
Subhajit Brahmachari
1976年音楽一家に生まれ、幼少時より父ドゥルゲシュから古典声楽、兄デヴァシーシからタブラーを学ぶ。早くから音楽の才能を認められ数々の奨学金を獲得し、その後著名タブラー奏者のアニンド・チャテルジーに師事。インド内外で、古典声楽、器楽、舞踊等幅広いジャンルで伴奏者として活躍している。
田森雅一(国立民族学博物館特別客員教員)解説
専門は文化人類学・民族音楽学。1980年代後半から1990年代後半にかけて、セーニー・シャージャハーンプル・ガラーナーのカリヤーン・ムケルジー教授(1943~2010)からサロードを学ぶ。音楽関連の著書に『インド音楽との対話(1990)』『幻の楽器を求めて(1995)』『近代インドにおける古典音楽の社会的世界とその変容(2015)』などがある。
寺田?孝(国立民族学博物館教授)司会
申込方法
申込受付は終了いたしました。
申込フォームまたは往復ハガキにてご応募ください。
1通につき2名までお申し込みいただけます。
※応募多数の場合は抽選となり、締切日以降、順次返信いたします。定員に達しない場合は、受付期間を延長します。地図
ホテル阪急エキスポパーク 多目的ホール(オービットホール)
〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園1-5お問い合わせ先
国立民族学博物館 企画課 博物館事業係
TEL:06-6878-8210(土日祝を除く9:00~17:00)
FAX:06-6878-8242