地域テーマ展示「中国地域の文化:中国雲南の絞り藍染め─大理ぺー族の村から」
中国・雲南省の大理盆地に絞り藍染めの盛んな村-周城(しゅうじょう)-があります。そこに住む人々は、ぺー(白)族と呼ばれる中国の少数民族です。村の女性たちは毎日、糸と針を手に布地を絞る作業に追われています。現在、村の絞り藍染め工場が生産する製品の9割以上は日本に輸出されています。昨年2月 から11月まで、この海抜2000メートルの村で展開してきた絞り藍染めを、その技法、歴史、人々の生活とのつながりとともにコレクション展示でご紹介しました。この4月からは新しい展示内容を加えて、本館展示場で始まる地域テーマ展示の一つとしてご覧いただきます。
展示担当/横山廣子
嫁入りに持参した絞り藍染め