国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

コレクション展示「中国・雲南の絞り藍染め ─ 大理ペー族の村から」

第1回コレクション展示
中国・雲南の絞り藍染め ─ 大理ペー族の村から
藍染めパターン
2002年2月23日(土)~8月20日(火)
 
●絞り染めの作業
 
 絞り染めは大変手間がかかる。当初、周城【しゅうじょう】の絞り藍染めは女性が自分用に頭飾りの布を染めるだけで、文様の種類も蝶【ちょう】、梅、毛虫と呼ばれる3種類だけであった。藍染めによって生産される大部分は無地の服地で、模様入りの布というと、絞りより手間のかからない型染めの方が多く生産されていた。

基本の文様「蝶」 基本の文様「梅」 基本の文様「毛虫」
 
基本となる3種類の模様。上から蝶、梅、毛虫の文様。