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更新日時:2016年2月4日
塚田誠之TSUKADA Shigeyuki
中越国境(スオロン)
専門分野
歴史・文化変容、マイノリティ、国境
専門地域
中国地域(中国南部)
研究の自己アピール
中国南部、広西壮族自治区におもに居住する壮(チワン)族の研究をしています。漢化の度合いが強いため、従来、文化人類学では見過ごされてきました。その文化が漢族の影響を受けながらどのように形成され、そして現在の経済発展の中でどのような文化変容が生じているのかといった問題点について、歴史文献と現地調査の双方から研究しています。最近ではとくにベトナムとの国境地域を調査地として研究を進めており、国境の果たす意義についても理解を深めています。
メッセージ
中国は広大な国土に多彩な民族が居住しています。中国人というと約13億人の人口の9割以上を占める漢族を連想しがちですが、政府の認定する少数民族だけでも55の民族が存在します。そうした少数民族の文化を知ることで中国の現状をより深く理解することができます。また、国境というと政府の機関があって簡単に越えられないといった政治性の強さが想像されますが、地元に暮らす人々の目線に立つと、国境のイメージが変わってきます。
関連ページ
■ 展示、催し物など
- みんぱくウィークエンド・サロン第386回「中国チワン族の棚田観光の現状」(2015.6.7)
- 大阪府高齢者大学校「世界の文化に親しむ科」(2013年度)「チュワン(壮)族とベトナム民族との交流」(2013.12.13)
- みんぱくウィークエンド・サロン第178回「境界を越えて-ベトナムの事例から-」(2010.10.17)
- 企画展「アジアの境界を越えて」実行委員(2010.10.14〜2010.12.7)
■ 出版物、エッセイなど
- 月刊みんぱく2014年5月号「【2】特集 中国地域の文化—その多様性と伝統の展開|多様性、歴史、そして文化の創造―「中国地域の文化」展示場」(2014.5.1)
- 月刊みんぱく2014年5月号「【2】特集 中国地域の文化—その多様性と伝統の展開|高床式住居の変貌」(2014.5.1)
- 『中国の民族文化資源――南部地域の分析から』[風響社](2014.3.20)
- 月刊みんぱく2012年12月号「【20】異聞逸聞|もうひとつの"親族"―チワン族の「ラオトン」」(2012.12.1)
- 旅・いろいろ地球人「鉄路叙景(3)火の車並みの苦労でも」[毎日新聞](2012.11.15)
- 月刊みんぱく2011年2月号「【20】歳時世相篇|中国・壮族の春節」(2011.2.1)
- みんぱくe-news113号「World Watching from the Border Area of South China 越境する人々――中国広西へのベトナム人の移動」(2010.11.19)
- 月刊みんぱく2010年1月号「【11】表紙モノ語り|虎頭鞋」(2010.1.1)
■ 研究会・シンポジウム・学会など
- 《機関研究成果公開》国際フォーラム「中国地域の文化遺産――人類学の視点から」(2015.1.24~1.25)
- 国際研究フォーラム「グローカル化の中の文化伝承」(2011.11.26)
- 《機関研究成果公開》国際シンポジウム「東アジアの民族イメージ:前近代における認識と相互作用」(2010.3.20~3.21)
- 人間文化研究機構連携研究公開シンポジウム「ユーラシアと日本:交流と表象の総括と課題」(2010.2.27~2.28)