国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

特別展「大正昭和くらしの博物誌 ─ 民族学の父・渋沢敬三とアチック・ミューゼアム」

Attic Museum Collection


◆ アチック対談 ─ 1 ◆ 父・渋沢敬三とその遺産
対談者:
渋沢雅英(渋沢青淵記念財団竜門社理事長)
橘川俊忠(神奈川大学日本常民文化研究所長)
司 会:
近藤雅樹(国立民族学博物館教授・企画展実行委員長)
日 時:2001年3月24日(土)午後2時~

 渋沢雅英氏には父・渋沢敬三を至近の視点から語ってもらいながら、敬三の設立した日本常民文化研究所を継いでいる橘川俊忠氏とともに、敬三が後世に残した「遺産」について対談していただきます。渋沢敬三は、コレクションや研究所をとおして、多大な情熱を学問にそそぎましたが、それがひいては日本の民俗学や民具研究、さらには民族学の発展にとって、おおいなる刺激となったことは言うまでもありません。そうした有形・無形の彼の「遺産」が、今日までどのように継承されてきたかを、お二人に存分に語りあっていただきます。

 

◆ アチック対談 ─ 2 ◆ コレクションの思想
対談者:
梅棹忠夫(国立民族学博物館顧問)
熊倉功夫(国立民族学博物館教授・企画展実行委員)
司 会:
中牧弘允(国立民族学博物館教授・企画展実行委員)
日 時:2001年4月8日(日)午後2時~

 アチック・ミューゼアムの民具コレクションは、その大半が国立民族学博物館に収蔵されることになり、民博開設の大きな礎となりました。民博の初代館長をつとめた梅棹忠夫氏には、渋沢敬三らアチック同人の収集した資料がどういう経緯で民博に引き継がれたのかについて語ってもらいます。さらに、茶の湯やシーボルト・コレクションに造詣の深い熊倉功夫教授とともに、民族学、ひいては学問にとってコレクションとは何であるのかについて、縦横に議論を展開してもらいます。