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更新日時:2016年2月2日
西尾哲夫NISHIO Tetsuo
専門分野
言語、心理・認知、文学
専門地域
中東・北アフリカ(アラブ世界)
研究の自己アピール
砂漠に暮らすアラブ遊牧民(ベドウィン)の言葉や文化について言語人類学的な関心から研究しています。民話や説話などの物語研究にも関心があり、アラブ世界が生んだ一大物語集であるアラビアンナイト(千一夜物語)について比較文明学的な視点から研究しています。また最近では、アラブの伝統芸能ベリーダンスのグローバルな現代的変容にも関心を持ち、中東世界だけでなくヨーロッパやアジアの国々で映像取材をおこなっています。
メッセージ
日本人の誰もが知っているアラブ文学の作品があります。アラビアンナイトです。子どもの頃にアラジンやアリババが登場する物語を読んだという人は、大勢いるのではないでしょうか。しかし、本来のアラビアンナイトがアラビア語で語り伝えられてきた民衆文学であることには、あまり注目されてきませんでした。中東地域を理解するキーワードは何よりもまず「イスラーム」ですが、アラビアンナイトを窓口にアラブ世界を捉えてみたい。
関連ページ
■ 展示、催し物など
- みんぱくウィークエンド・サロン第385回「なぜ「イスラムの語源は平和」という誤解が流布するのか?―マスコミと御用学者の功罪」(2015.5.31)
- みんぱく創設40周年記念 カレッジシアター「地球探究紀行」(2014年度)「イスラームの世界観―アラビアンナイトから考える」(2014.11.12)
- 大阪府高齢者大学校「世界の文化に親しむ科」(2013年度)「アラブ遊牧民の砂漠のくらし」(2013.9.20)
- みんぱくウィークエンド・サロン第249回「新生アラビア語が生んだ“フェイスブック革命”」(2012.4.15)
- みんぱくウィークエンド・サロン第149回「中東の音楽風土を探る」(2010.2.14)
■ 出版物、エッセイなど
- 旅・いろいろ地球人「アラビアンナイト断章(1)写本をめぐる旅」[毎日新聞](2016.1.7)
- 考える舌「みんぱく食の民族誌(23)沙漠のバター」[京都新聞](2015.11.18)
- 『言葉から文化を読む――アラビアンナイトの言語世界(フィールドワーク選書15)』[明石書店](2015.8.31)
- 旅・いろいろ地球人「ミュージアム(2)アラブの美徳」[毎日新聞](2015.7.16)
- 『〈断〉と〈続〉の中東――非境界的世界を游(およ)ぐ』[悠書館](2015.3.10)
- 『ヴェニスの商人の異人論――人肉一ポンドと他者認識の民族学』[みすず書房](2013.12.10)
- 『100分 de 名著『アラビアンナイト』(NHKテレビテキスト)』[NHK出版](2013.10.25)
- 旅・いろいろ地球人「美味望郷(4)ナツメヤシ東西事情」[毎日新聞](2012.9.27)
- 『世界史の中のアラビアンナイト』[NHK出版](2011.12.27)
- 『子どもに語るアラビアンナイト』[こぐま社](2011.11.1)
- 月刊みんぱく2011年4月号「【2】特集 聞こえてくるもの 耳よりの話|コーランの伝承とメディアの変化」(2011.4.1)
- 月刊みんぱく2010年11月号「【2】特集 考腹論――ハラを考える|イスラーム世界のハラ踊り―ベリーダンス」(2010.11.1)
- 『アラビアンナイト――ファンタジーの源流を探る(NHKカルチャーラジオ 文学の世界)』[NHK出版](2010.9.25)
- 『アラブの音文化――グローバル・コミュニケーションへのいざない』[スタイルノート](2010.2.18)
■ 研究会・シンポジウム・学会など
- 公開シンポジウム「片倉もとこ先生をフィールド・ワークする」(2014.3.29)
- 国際シンポジウム 「アラビアンナイトのテクスト伝承」 (2010.12.18~12.19)
- 博学連携教員研修ワークショップ2010 in みんぱく「学校と博物館でつくる国際理解教育-新しい民博展示を活用する-」 (2010.8.5)
- みんぱく公開講演会「ベリーダンスが世界をゆらす―音楽と舞踊のグローバル・コミュニケーション」(2010.3.19)