研究スタッフ紹介
- オセアニア
- アメリカ
- ヨーロッパ
- アフリカ
- 西アジア
- 音楽
- 言語
- 南アジア
- 東南アジア
- 中央・北アジア
- 東アジア 朝鮮半島の文化
- 東アジア 中国地域の文化
- 東アジア アイヌの文化
- 東アジア 日本の文化
- 探究ひろば
- 資料管理
更新日時:2016年2月4日
広瀬浩二郎HIROSE Koujirou
縄文土器(広瀬浩二郎作)
※最近は陶芸家の指導の下、各地で「さわって創る」ワークショップを行なって います。
専門分野
宗教・儀礼、歴史・文化変容、マイノリティ
専門地域
日本列島(北米の日系コミュニティ)
研究の自己アピール
もともとは盲目の宗教者・芸能者であるイタコや琵琶法師の歴史を調べていました。その後、明治期以降の新宗教運動に興味を持ち、博士論文では大本教の教祖・出口王仁三郎の思想を分析しました。民博着任後は「さわる展示」の開発と普及に取り組み、触覚を切り口としつつ人間の「感覚の多様性」にアプローチすることをめざしています。なんだか自分でもばらばらな研究テーマのような気がしますが、じつは「目に見えない世界をフィールドワークにより明らかにする」という意味で、どこかでつながっているのかなとも感じます。
メッセージ
僕は「触文化」(さわって知る物のおもしろさ)という概念を提唱し、各地で“さわる”体験型ワークショップを実施しています。全身に分布している触覚は、「身体」を意識するための最適なメディアです。博物館が来館者に「触学・触楽・触愕」の機会を提供できるユニバーサルな場となることを願っています。これからも僕自身、近代社会が重視してきた「見聞」とは一味違う「手学問」を実践し、ユニークな研究活動を続けていくつもりです。
関連ページ
■ 展示、催し物など
- みんぱくウィークエンド・サロン第380回「身体でみる異文化―琵琶を持たない琵琶法師のアメリカ聴き語り」(2015.4.26)
- イベント・ワークショップ 体験プログラム「瞽女(ごぜ)文化にさわる」(世界のニッポン、みんぱくのニッポン!―夏~秋のみんぱくフォーラム2013関連)(2013.7.27)
- みんぱくゼミナール第422回「色を創る、音で伝える、心に触れる―瞽女がみた風景」(2013.7.20)
- イベント・ワークショップ 体験プログラム「瞽女(ごぜ)文化にさわる」(2013.6.22)
- みんぱくウィークエンド・サロン第303回「瞽女文化と現代――盲目の旅芸人の実像」(2013.6.16)
- イベント・ワークショップ 体験プログラム「瞽女(ごぜ)文化にさわる」(2013.5.25)
- イベント・ワークショップ 体験プログラム「瞽女(ごぜ)文化にさわる」(2013.4.27)
- イベント・ワークショップ 連続講座「博物館にさわる」《第6回》(夏のみんぱくフォーラム2012 知りたい、触れたい、調べたい―「みんぱく流」探究のすすめ関連)(2012.8.25)
- イベント・ワークショップ 連続講座「博物館にさわる」《第5回》(夏のみんぱくフォーラム2012 知りたい、触れたい、調べたい―「みんぱく流」探究のすすめ関連)(2012.8.11)
- みんぱくウィークエンド・サロン第264回「さわっておどろく「手学問のすゝめ」 --ユニバーサル・ミュージアムの可能性--」(2012.8.5)
- イベント・ワークショップ 連続講座「博物館にさわる」《第4回》(夏のみんぱくフォーラム2012 知りたい、触れたい、調べたい―「みんぱく流」探究のすすめ関連)(2012.7.28)
- イベント・ワークショップ 連続講座「博物館にさわる」《第3回》(夏のみんぱくフォーラム2012 知りたい、触れたい、調べたい―「みんぱく流」探究のすすめ関連)(2012.7.16)
- イベント・ワークショップ 連続講座「博物館にさわる」《第2回》(夏のみんぱくフォーラム2012 知りたい、触れたい、調べたい―「みんぱく流」探究のすすめ関連)(2012.7.14)
- イベント・ワークショップ 連続講座「博物館にさわる」《第1回》(夏のみんぱくフォーラム2012 知りたい、触れたい、調べたい―「みんぱく流」探究のすすめ関連)(2012.6.30)
- 大阪府高齢者大学校「世界の文化に親しむ科」(2012年度)「社会貢献のいろいろな姿 ユニバーサル・ミージアムの試み」(2012.6.29)
- イベント・ワークショップ みんぱく春のワークショップ「点字でモテモテ―さわって、つくって、つたえる点のアート」(2012.3.31)
■ 出版物、エッセイなど
- 『身体でみる異文化――目に見えないアメリカを描く』[臨川書店](2015.4.8)
- みんぱく世界の旅「点字で世界旅行(4)」[毎日小学生新聞](2015.2.28)
- みんぱく世界の旅「点字で世界旅行(3)」[毎日小学生新聞](2015.2.21)
- みんぱく世界の旅「点字で世界旅行(2)」[毎日小学生新聞](2015.2.14)
- みんぱく世界の旅「点字で世界旅行(1)」[毎日小学生新聞](2015.2.7)
- 月刊みんぱく2015年2月号「【22】制服の世界、世界の制服|見常者がほしくなるような白杖を」(2015.2.1)
- 『知のバリアフリー――「障害」で学びを拡げる』[京都大学学術出版会](2014.12.5)
- 月刊みんぱく2014年11月号「【21】異聞逸聞|絵にさわる―"体"で感じるGF絵画の魅力」(2014.11.1)
- 旅・いろいろ地球人「組織(1)日系宗教の海外伝道」[毎日新聞](2014.9.25)
- 『世界をさわる――新たな身体知の探究』[文理閣](2014.9.20)
- 旅・いろいろ地球人「音の響き(7)盲人芸能の精神」[毎日新聞](2013.8.8)
- 月刊みんぱく2013年8月号「【20】人間学のキーワード|ユニバーサルデザイン」(2013.8.1)
- 月刊みんぱく2012年7月号「【2】特集 世界をさわる手法を求めて ユニバーサル・ミュージアムの可能性」(2012.7.1)
- 『さわって楽しむ博物館――ユニバーサル・ミュージアムの可能性』[青弓社](2012.5.23)
- 『さわっておどろく!――点字・点図がひらく世界』[岩波書店](2012.5.22)
- 月刊みんぱく2012年2月号「【15】みんぱく 私の逸品|タッチカービング(トキ)」(2012.2.1)
- 月刊みんぱく"2011年3月号「【14】地球ミュージアム紀行|「壁」を崩せ フランクフルトの「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」ミュージアム」"(2011.3.1)
- 月刊みんぱく2010年12月号「【16】散策と思索の径|「闇の聖地」で、音に触る」(2010.12.1)
- 『万人のための点字力入門――さわる文字から、さわる文化へ』[生活書院](2010.9.20)
- 旅・いろいろ地球人「くむ(5)意外性から普遍性へ」[毎日新聞](2010.6.30)
■ 研究会・シンポジウム・学会など
- 公開シンポジウム「ユニバーサル・ミュージアム論の新展開――展示・教育から観光・まちづくりまで」(2015.11.28~11.29)
- 平成27年度みんぱく若手研究者奨励セミナー「伝承と身体をめぐる文化人類学」(2015.11.11~11.12)
- 博学連携教員研修ワークショップ2012 in みんぱく「学校と博物館でつくる国際理解教育―新しい学びをデザインする―」 (2012.8.7)
- 公開シンポジウム「ユニバーサル・ミュージアムの理論と実践:―博物館から始まる『手学問のすゝめ』―」 (2011.10.29~10.30)
- 博学連携ワークショップ「学校と博物館が学びあえる場の構築をめざして」(2011.2.20)