樫永真佐夫『ハノイの異邦人』 ─ 1.ハノイ到着直後、白アリ事件
1.ハノイ到着直後、白アリ事件
2002年度は松下国際財団からの助成を受け、ベトナムで研究することになりました。
1月に、本、文房具、コンタクトの消毒液などを段ボールにつめて、友人に預けていました。4月にその段ボールを開けてみると、このアリ様です。段ボールの底が完全に抜けていました。コンタクトの消毒液は、ビンについたラベルが食われています。すべて白アリのせいです。恐るべし、白アリの食欲!恐るべしハノイの湿度!
[2002年4月]