樫永真佐夫『ハノイの異邦人』 ─ 2.布団の買い出し
2.布団の買い出し
ハノイから140キロ北に行ったところに、マイチャウがあり、白タイ族の村があります。近年、ここは観光化で注目を集め、織物などをたくさん売っています。タイ族の布団は織物がきれいで、とても寝心地もいいので僕は大好きです。黒タイの村で調査している僕は、よくそれにくるまって昼寝していたものです。
1月に行ったときにあらかじめ村のある家族に、布団を頼んでいました。それを取りに行きました。水車がまわっているような田園を抜け、山をいくつか越えると、マイチャウの盆地にでます。村の人はちゃんと忘れずに布団をつくっていてくれました。掛け布団、敷き布団、枕を2揃いずつ買って、車に積んでハノイに戻りました。
晴れている日はタイ族のように日干しして、毎日気持ちよく寝ております。
[2002年4月]
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