国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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更新日時:2016年2月2日

寺田吉孝TERADA Yoshitaka

寺田吉孝

クリンタンを練習する少女(フィリピン)

専門分野

マイノリティ、映像、音楽

専門地域

アジア(インド、フィリピン、日本)

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研究の自己アピール

マイノリティの文化や歴史は、彼らが住む国家・地域における主流社会から排除される傾向があります。マイノリティの人々が、音楽、舞踊、演劇など身体を用いるパフォーマンスを通して、自分たちの経験や歴史を表現することが多い点に注目し、音楽の実践とかれらのアイデンティティとの関係、政治活動や社会運動との関係などを調べています。身体をマイノリティと主流文化の接点と考えれば、パフォーマンスを介した共生の可能性が見えてくるかもしれません。

メッセージ

音や音楽は人間の営みの最も根っこの部分を支えているのですが、私たちの考え方や感じ方は、目に見えるものに大きく影響されているので、それ以外の感覚の役割や重要性について考えることはあまりありません。民博の音楽展示場では、音のもつ様々な力を紹介しています。世界各地から集めた音楽を聴きながら、自分にとっての音や音楽について考えてみてください。気づくことがたくさんあるはずです。

関連ページ

■ 展示、催し物など
■ 出版物、エッセイなど